Free!!

□11Fr
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朝早く、なんかジャージのヤツがいるなーって思ったら渚でした





「はぁ...はぁ...」

「何やってんだ?」

『朝から元気だね、渚は...』





つーか、何?走ってきたの?駅からここまで?バカなの?





「あ...ハルちゃん、マコちゃん、カナちゃん...」

『渚...?』

「ん...あっ...ああ、怜ちゃん!」






キョロキョロしたかと思ったら、竜ヶ崎くんを捜していたみたい


てゆーか、君もジャージですかい...









「あなたが"ハルちゃん"さんですね」

「ちゃん付けの上にさん付けは、やめろ」




いや、ハルカ...つっこむとこはそこじゃないっしょ









「どうかしたの?」

「仮入部でよければ、その合同練習に行ってあげてもいいです」

「「『えっ!?』」」

「ホント!?」






まさかの展開に、お姉さんついていけない...







「ただし、条件があります」

「ん...」


「僕は泳ぎません」






あれ?

それっていいのか...?





































何だかんだ言っても、4人揃ったワケで


無事に合同練習の日になった





「やっぱり屋内いいな〜」ニコニコ

『設備はさすが強豪校だよねー』






ボクも許可を貰って泳げることになったので、遠慮なく水着を着用中




《はっ、さすが強豪校!!でも、ウチも負けてない!!》







てゆーかさっきから...隣にいる江ちゃんの心の声が聞こえる気がするんだけど...



気のせいだよね...?




















「やあ、よく来てくれたね!」

「「「『よろしくお願いします!』」」」




御子柴さんがボクたちの元へ来たので挨拶を済ませる





「ああ、君七瀬くんだろ?小学校時代、県の大会で何度か優勝してるよね」

「まぁ...」

「ウワサはよく聞いてたよ...覚えてないかもしれないけど、君が優勝した岩鳶地区大会じゃ俺は準優勝だったんだ」






あーそういえば、見たことあると思ったよ


ハルカに負けてたんだ、御子柴さん





「あっ、お兄ちゃん!!」

『凛...』




凛に駆け寄っていく江ちゃん

ボクもそれに後ろからついていく...




「江、何余計なことやってんだ」

『余計って...凛嬉しくないの?』


「チッ...」










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