Free!!

□6Fr
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「ただいまー」

「『おじゃまします』」


「あら〜いらっしゃい、遙くんに翔奏ちゃん」






今日は、真琴の家に遊びに来ました


何でも蘭と蓮がボクたちと遊びたいと駄々をこねたらしい



何て可愛い妹と弟なんだろう







「あっ!ハルちゃんにカナちゃん!!」

「いらっしゃい!!」

『おぅっ!?』

「...!」

「コラ、蘭に蓮!!二人がビックリしてるだろ!」





ボクたちが来たのがわかったのか、リビングから突撃してきた二人






「ごめんなさーい」

「ごめんね、カナちゃん」

『いーよ!!うりゃりゃー』





抱きついてきた蓮の頭をくしゃくしゃ撫でる


それを見ていた、蘭もボクにくっついてきたので同様に撫でる





「やめてよぉーカナちゃんっ」

「くすぐったーい!」

『だったら二人とも離れろー!ボクがリビングに入れないだろー!』

「「わーカナちゃんが怒ったー!!」」





実際怒ってはないけど、二人がリビングに入っていくのを見て

ボクはそれを追いかける








『ほれ、蘭捕まえたー!』

「きゃっ、捕まっちゃったぁー」

「あー蘭だけずるいー!!ボクもぉー!!」





蘭を捕まえてソファーに倒れれば、上から蓮が乗っかってきた

おっ重い...





「相変わらずの人気だね翔奏」

『おー真琴ぉー助けてー』

「はいはい、二人ともハルが遊んでくれるってよ」

「「えっハルちゃんが!!ハルちゃーん!!」」





ボクの腕から蘭が抜け出して、上から蓮が飛び降りていった



すでにリビングから姿を消しているハルカはたぶん真琴の部屋だろう



ゲームの続きやるって張りきってたし







『ありがとー真琴ぉー』

「どういたしまして」

『ふぁーどっと疲れた...』




ボクはそのままソファーに突っ伏した





「オレは部屋に行くけど、翔奏はどうする?」

『ん...もうすぐ夕飯っしょ?ママさんを手伝うよー』

「そう、じゃあオレは行くね」

『ほーい...』




真琴がリビングから出て行くと
さすがに起き上がる







『ママさん、何か手伝うよ〜』

「あら、いつも悪いわねー」

『良いってことよ!んで、コレ切ればいいの?』

「ええ、お願い」




今日の夕飯はカレーらしい

ボクは出されている野菜たちを剥いては切って剥いては切って






『うぅ...目ェーいたっ』

「たまねぎ?ほら、こすらないで手を洗って!」

『うぅー...』




というような、あるある事件も多発しながらカレーは完成に近づいていく





「後は煮込むだけだから、翔奏ちゃんも真琴たちと遊んできていいわよ?」

『そう?じゃあ後はよろしくママさん!』





ゲームをしているであろう、真琴の部屋まで向った





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