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□１Fr
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「新しいクラスの事は聞いた？」
『知らなーい！！どうだった？またみんな同じ？』
「うん、みんな同じだったよ。今度は１組、担任は新任の女の先生で．．．」
真琴が楽しそうに話してるなら、昨日行っとけばよかったとか思ったり．．．
でも結局は、面倒だからって行かなかっただろうどね．．．
真琴がこなくてよかったかもー
チラッとハルカを見れば、泳ぎたそうに海を眺めていた
まったく、本当に水が好きだねハルカは
ボクも人のこと言えないけど．．．
「『早く暖かくなって、泳げるといいねっ！』」
「．．．」ﾑｽｯ
「ふふっ」
『ハルカは素直じゃないなーもぉー』
ハルカの様子が可愛くて、真琴と二人で微笑み合った
そういう所ハルカはわかりやすいんだもん
「田所順一くん」
「はい」
「手塚香織さん」
「はい」
新任の女の先生が出席をとっていく
「七瀬遙さん」
「先生！！遙は男ですー！！」
「えっあっごめんなさい！！」
先生は案の定、ハルカを女の子と間違えた
ってことは．．．
「隠 翔奏くん」
『センセー、ボクは女ですー』
「えっ！？ウソ！？ごめんなさいっ！ってアレ？でもその制服．．．」
『あーえっと．．．特別に許可貰ってまーす(ウソだけど)』
新任の先生だったらチョロイね
綺麗に微笑めば、先生も納得したのか、それ以上何も言わなかった
ちなみにクラスメイト達は、あえてつっこんできたりはしないよ
むしろ今の２,３年生は納得してるし
特に女子は、学年関わらず翔奏様って呼んできてるから
もはや公認みたいなものなのだ〜
「翔奏．．．先生困ってなかった？」
『いいのいいのー！真琴は気にしすぎだよーねー遙っ！』
「．．．」ﾌﾟｲｯ
『ハルカぁー無視しないでぇー！！』
「「．．．」」
ハルカに抱き着いてワーワー言ってると、二人は呆れた目でボクを見てきた
「はぁ．．．翔奏のこれは、今に始まった事じゃないだろ．．．なるようになる」
「ハルって、翔奏には甘いよね．．．」
「それは真琴もだろ」
『ボク愛されてるねっ！！』
「「はぁー．．．」」
『なんで二人してため息つくのー！？』
思ったこと言っただけなのに、二人にため息つかれたー！
なんでぇー！！？
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