マギ長編

□06
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翌日−−



昨日モルジアナが言っていた通り

ジャミルに呼ばれて迷宮に入ったオレ達




何故かいっぱい引き連れてきていた

他の奴隷たちはいなくなっていた









「ん...」

『どうしたモルジアナ?』


「ニオイがします...」



ってことは、先にいったチビと金髪がいたってことか!



『ジャミル、モルジアナが見つけたって』




一応、主であるジャミルに
抜け穴を指差し教える




その穴を入っていくと


案の定

昨日見た金髪と寝ているチビがいた




金髪がなにやら話していたが

ジャミルは華麗にスルーしてチビの所へ歩いて行く


ちょっと可哀想だ...






「お待ちしておりました、マギよ!
10年待ったよ、君が僕の前に現れるのをね」




え...?

このチビがマギなのか...


てっきり、ジュダルみたいな奴ばっかりだと思ってたから驚いた
(顔には出してないが)





ジャミルは、ゴルタスに命令し

チビを連れて歩きだした


もちろんオレもそれについて行く








金髪には悪いが

今、ジャミルを裏切るのもメンドクサイ






と思っていたら

あの金髪、ジャミルにくってかかった




当然、ゴルタスに殺れと命令するジャミル





ちょっと面白そうだなと思って

オレは止まって見ていると





ゴルタスの攻撃を避け

次の瞬間には、ゴルタスの首に剣を突き立てていた





『ふーん...』



それを見たジャミルは上機嫌になり

ゴルタスの腹に剣を突き刺した





きっと金髪も思っただろうね

ジャミルがイカれてるって...






でも、この状況下で逃げれる訳ないと判断したのか


囮として先頭を歩くことで一時休戦した










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