マギ長編

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「さぁー遠慮なく食べたまえ!
バルバッド名物のエウメラ鯛の香草焼きだ!」


「「わぁ〜!!」」




アラジンとモルジアナを呼んで
一緒に食事をすることになった





ムシャ ムシャ








『ジャーファルおかわり!』

「はやっ!?まったくライは程々にしてくださいよ」

『ふぁーい...』

「おかわりー!!」

「リアンも早いですね...」





シンの横で、ひたすらご飯を堪能するオレとリア

リアは、迷宮内で産まれたからなのか、食欲が以上に高い(まぁ遺伝かもしれないが)

















「そういえば部下の紹介がまだだったな!
こっちがジャーファル、そしてマスルールだ!ライは知ってるからいいか...そして、この子がリアンだ!!」

『おい随分テキトーだな』




紹介だとか言っときながら名前しか言ってないからなシン...




「あとモルジアナ、このマスルールはファナリスなんだよ」

「はぁ...」

「君もだろう?目元がそっくりだな二人とも」






とっても驚いているモルジアナ

ちょっと表情に出ていて、会っていない間にいい方向に変わったんだと安心した





「どうも...」

「あっ...どうも」




お互いに無口同士なため、本当に短い挨拶のみだった

まぁ...本人たちがそれでいいならいいけどさー




『あとアラジン、リアはアラジンと同じくらいの年だから仲良くしてやってくれ』

「よろしくーアラジン!」

「うん、こっちこそよろしくリアン!」



二人とも手を出して握手をしている

なんだが微笑ましい光景だ!!


可愛い!!

















「...で、どうするんです?道具もないのにあんな安請け合いして...」

「何とかなるさー」

「『オイ...』」





とっさに、つっこんでしまった

考えなしにもほどがあるぜ、まったく...

オレは手を出したくないからなー






「シンドリアを建国した時、バルバッド先王には貿易について教わったんだ...」




シンの背後では、マスルールとリア、アラジンとモルジアナが仲良く?喋っている

アラジンが一方的に話してるだけのようにも見えるけど...


リアはマスルールの肩の上がお気に入りらしくて、また乗ってるし





あっアラジンが笛を取り出して、吹いた






「あの人はなくなってしまったが、大きな借りがある...この国をみすみす戦火に沈めたりはしないよ」

「ブッ!!?」

『アハハッ!!』





もちろん、ウーゴくん?(腕)がにょいーんと出てきたため、ジャーファルは、飲み物を吹き出した



オレは、見たことがあったから

そこまで驚きはしなかったけど、ジャーファルの顔に笑い転げた






その様子を見て、不思議に思ったシンが振り向く

そして、青い腕(ウーゴくん)を見たのだ





「オオォォーー!!!?」






当然、驚き大声を上げるシン



そこいらにいる人々が一斉にこちらを向き、注目を浴びてしまった








というわけで、ご飯の途中だったのに

場所を移動することにしたのだ...







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