マギ長編

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バルバッド上空




『...いないじゃんかーー!!』

「いないじゃんかー!」



オレ達は、人捜しに出ていた...









何故かというと

遡る事1時間前...





『...ん?』


あー朝か...良く寝たぜ...?



『ここ...あーホテルか』





バルバッドに着いて最初の夜

つまり昨日の夜は、シンと一緒に飲んで回った(もちろんリアもくっついて)



記憶がなくなるまで飲んだのは
何時ぶりだろうってくらい、とにかく沢山飲んだ...






『ん、あーリアか...つーか、シンがいないじゃん...』





一緒に帰ってきた記憶はない(というか帰ってきた記憶すら怪しい)が
シンがいないのはマズくないか...


もしジャーファルにバレたら
オレまで怒られるー!!




しかし、神はオレの味方ではなかった


すぐにジャーファルがオレの部屋に入ってきて、シンの居ない理由を尋ねてきた


もちろん、昨日の夜の事を隠さず全部話したさ...






そしたら...


「アナタにはあれほど、シンから目を離すなと言ったではないですかー!!」


と言われて、説教をくらった







結果が、早く見つけてきなさいとホテルを追い出されて


冒頭に至る訳なのです...











それにしても、いないなーシン...





『もしかしたら、酔っ払って街から出ちゃったのかもしれないな...』

「パパは困ったさんだねー」

『なー』






とりあえずカンで、前方に見える木の生い茂っている所へ飛んで行くことにした

















ちょうど同時刻−−




ライの捜している主であるシンドバッドは、地面に寝ていた...


それはもう...ぐっすりと...





するとそこに、謎の3人組みが近寄り

あっという間に、シンドバッドの身に着けていた
ありとあらゆる物を取り去っていってしまったのだ



当然、起きたシンドバッドが驚いたのは言うまでもない...










ほぼ同時刻−−


アリババとの再会を願ってバルバッドに向うアラジンそれにモルジアナ




「やあ!!」




突然現れた謎の男に声をかけられた



「「!!?」」




二人は驚きの余り声が出ていなかった




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