マギ長編

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『さてー、真上に来たのはいいけど...
これって、パフォーマンス込みでやらないといけないんだったよな...?』



此処に来てすぐにそんな話を
聞いたようなそうでないような...



だったら、あんまり魔法って得意じゃないけど使っちゃいますか!!













ライが離れたすぐ後の
シンドバッド+八人将は...



「シン、ライさんは上空で止まってしまいましたが大丈夫なんでしょうか?」

「ん?ああ、心配いらないよジャーファル!!ライは、そこいらの男共よりも腕がたつからな!!」




自信満々なシンドバッドの言葉に

ここ数日の間に聞いたライの噂を思い出し、大丈夫だと判断したジャーファル




「といっても、ただ倒すだけじゃ国民は楽しめないぜ?」

「そうよね...その辺の所は大丈夫なのですか王よ?」




戦う技術面では心配をしていないシャルルカンとヤムライハ

しかし、この南海生物を倒すのには
それなりのワケもあるのだ




「そこも、まあ問題ないだろう...
ほら、ライが動き始めたぞ!!」



シンドバッドの言葉に
その場にいる八人将たちは、目線を再びライに戻す















ビリリッ ビリッ






ライの手には電撃が走っている



それを自分の真上に上げると

どんどん大きさを増し、それはライよりも大きい球体になった





『よぉーっく見てろっよ!!』



大きな声で、国民に叫ぶと
それを南海生物に向って投げた






バコーーーンッ







そう...ただ投げただけだ




でもその一撃は、南海生物には大ダメージだったようで、すぐに動かなくなった


ライの勝利は確定した




しかし、これだけではもちろん終わらなかった






ライは次に、重力魔法を使い

動けなくなった南海生物を
国民に見えるように空中に浮かせた





『じゃあ、目ー見開いてしっかり見とけよぉーー!!』







ザシュッ

サササササーーッ


シュッ




ドンッ





『はい、いっちょ上がりーー!!』ニコッ




そこからは、瞬きする間もないくらいのスピードで

あっという間に、南海生物をさばいてしまったライ





「「「「うおぉぉぉー!!?」」」」

「スッゲー今のなんだ!?」

「速すぎて見えなかった!!」

「「「「ライ様バンザーイ!!」」」」






「ライって...何者?」

「シャルよりも、速いんじゃない?それにあのさばき方、断面がとてもキレー!!」

「あの電撃なんて魔導師レベルよ...」

「ライさんは、想像を遥かに超えた力をお持ちのようですね...」

「...っス」






これには、国民だけでなく
八人将も驚きである





ただ一人、シンドバッドだけが
誇らしげに笑っていたとかいないとか...






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