マギ長編

□小話A
4ページ/11ページ


〜稽古とかいて地獄と読む〜



たまたま部屋を出た所で

シャルルカンことシャルに出会った




「よーライじゃないか!!」

『...なんだシャルか』

「なんだって何だよ...折角、今日は奢ってやろうかと思ってたのによー」

『えっマジで!!おはようシャルくん、イイ朝だね!!』

「...すごい変わりよーだな、オイ」




ツッコミされたって、気にしないよ!

実際、所持金そんなにないし
いちいちシンから貰うのも悪いしね...




『夜でいいのかー?』

「おう、そのつもりだ!!ただし条件がある!!」



うわー、嫌な予感しかしないぞ...

きっと稽古に付き合えとか言うんだよ




「オレの稽古に付き合え!!もちろん、オレが飽きるまでだ!!」

『...やっぱりか』




予想通りすぎて...つまらんな


つーか、シャルが飽きるまでとか...

体力持つかなー...ちょっと不安だ





「それで稽古の後に、いつもの店ってワケだ!!どうだ?」

『...のった』

「そうこなくっちゃな!!今日こそは、ライに勝つーー!!」




じゃあ、いつもの場所で待ってるからなーっと言いながら
シャルは、どこかに行ってしまった



オレは寝坊して食べれなかった、朝食兼昼食を食べてから向う事にした




















「はぁ!!!」

『う゛っ!?っと、甘い甘ーい!!』



カンッ




「うわぁっと!!?あっぶねー...」

『あーあ、おしーいー
あとちょっとだったのに〜』

「お前、狙ってやがったのか!?」




オレの黒刀が
シャルの髪をちょっとだけ切った

あと少しずれてたら、首飛んでたかも...?





つーかさ〜シャルの攻撃ってわっかり易いんだーこれが!!


そりゃー狙うよね?
オレ、間違ってないよね?





「お前、オレが死んだらどうすんだよ!?」

『...あっ、今日奢ってもらえないのは困る!!』

「オレはお前の財布か何かか!?」

『うそうそ〜今度はこっちの、木の棒(木刀)でやるから許して〜?』





別にシャルのことを殺そうだなんて、これぽっちも思ってないけど...


剣を交えるとなんとゆーか、アレだよアレ!!

本気でやらないと相手に失礼みたいな?


兎に角、ちょーっとやり過ぎちゃったりするんだよねー...







そんなこんなで、日が暮れるまで稽古と言う名の拷問に付き合わされたオレ




奢りってゆーのがなかったら
絶対に途中で帰ってた...




















その日の夜−−




『お姉さん、もう一杯同じのー!!』

「はぁーい!!」

「おいライ、まだ飲むのか...」

『今日はシャルの奢りって言っただろ?オレの気が済むまで飲ませろ!!...ゴクッ』


「「「キャー、ライ様!」」」






女の子に囲まれながら酒を飲むオレの横では、財布を気にしていたシャルがいたとかいないとか...











ちなみに、気がついたら自分の部屋(というなのシンの部屋)のベッドで寝ていた...

そして、シンに泣きながら
飲みすぎるな!!と念を押されたオレであった...

いったい何があったんだろうな?










(シーンー!!)
(ライ、やめっろって!?)
(えーなんでー?好きーー!)
(だからやめろって...あ、寝た)



(襲われかけたなんて、男のプライドにかけて死んでも言えない...)



次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ