マギ長編

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『今日はありがとなユイちゃん!』

「ううん!!私こそ、ライさんと仲良くなれて嬉しいよ!」

『あーもう可愛いなーユイちゃんはー!』




笑顔で言われたら可愛すぎて、抱きしめちゃうよオレー!!

まぁー抱きしめてるけどね〜実際



ハイそこ!!キャラ違うとかいうなー!

オレは、小さい子供(150cm以下)は大好きなんだぞ!!





「王様もこれありがとう!!」

「たいしたことないさ、これからもライと仲良くしてくれな!!」

「うん!!今度は、私のお友達を紹介するねライさん!」

『楽しみにしてる〜!』




最後に頬ずりをしてから
ユイちゃんとバイバイしたのであった
























「ライは子供が好きなのか?」

『なんだよ急に...』

「いや、ユイちゃんとやけに楽しそうに話すからな...」

『まぁー好きだよ?大体年下の子供って、無条件で可愛いだろー?』




帰り道、シンが話しかけてきたと思ったら、意外にもユイちゃんのことだった

子供が好きか?なんて、いまさらじゃないか?

って言っても、シンといる時は年上と接する機会の方が多かったとか...勝手に納得する




「きっとオレとお前の子も可愛いんだろうなー」

『そりゃーそうだろうよー...』

「『ん?』」





今シンはなんて言った!?

オレとお前の子!!?何のことだよ!?
オレは産む気なんてさらさらねぇーよ!?





「そうかーそうなのか!!
ライは、オレとの子を産んでくれるんだな!!」

『誤解だ!!さっきのは流れで言っただけだってば!!産む気なんてねーよ!!』

「なんだと!?でも、産む気はなくてもできたらどうするんだ?」

『はっ?そしたら産むしか...って産まないしそんな事にもならない!!』



あっぶねぇー
まんまと嵌められる所だったよ...





「残念だ...ライの子はきっと可愛いだろうに...」

『...』




急に大人しくなったシン

心なしか、声が哀しい響きを含んでいる気がする...





別にオレだって、シンの子を産めるならそうしたいけど...

できない理由がある...




それにシンだって、後継ぎができたら困るから結婚もしないっていってたよな...?







『でも、いつか...すべてが終わったら...』

「え...?」

『オレも、シンの子供が欲しいなー』ボソッ

「ライーーー!!」

『あ゛ー鬱陶しい!!くっつくな!』





呟いた声が聞こえたのか、シンが抱きついてきやがった

ここまだ外ですけど!?


オレの抵抗も空しく、宮中までシンを引きずって歩く事になったのであった...
(ものすごく重かった)











そして、昼間に買ったシンからの服を
オレが破り捨てるまで


あと少し...




2013.05.06

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