マギ長編

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『はぁ〜食ったくったー!』

「そりゃーあれだけ食べればな...」

「ライさん、細いのにいっぱい食べてたもんねー」




ユイちゃんから教えてもらった所で
食事を済ませたオレ達

とってもおいしかったし、大満足




『ユイちゃんはもっと食べてもよかったのにー、たりたー?』

「うん、大丈夫だよ!」

「ユイちゃんは、小さいのにしっかりしてるなー」




えらいえらいと言って、ユイちゃんの頭を撫でているシン

なんだかいいパパみたいだ...


ユイちゃんもすっかりシンと打ち解けていて、シンドリア国民はフレンドリーなのかと思ったしだいです



ちゃっかり、3人で手を繋いでるしね



「ライさん次は何処に行くー?」

『んーそーだなー...』




もともと街にでる予定もなかった訳だし、特に行きたいところもないのが現状だったりする...





「服を見に行くのはどうだ?
ライの服は、侍女達のをいじって着ているだろ?」

『あーそれもそうか...別にこだわりとかはないけど、シンが買ってくれるなら』

「買うさ!!」


くい気味に返答すんなよ...ビックリするだろーが




「王様ご機嫌だねー」

『なぁー...』




オレはちょっと不安でならないぞ...
























「これはどうだ!!」


自信満々に、見るからに女物の服を掲げるシン



『お前...予想通りすぎて...』

「どうしたのライさん?」

『気にしなくていいよ、ユイちゃん』

「うん?」




つーかさ、ユイちゃんいるんだから空気読めよお前!!

オレは何処からどう見ても、今男だろーが!!バカか!!




「なんだー気に入らないかライ?だったらこっちのはどうだ!!」

『どっちもいらん!!
ユイちゃん、一着買ってあげるから選んでおいでー?今日のお礼!』

「えっいいの!?あっち見てくるね!」





オレの言葉を聞いた瞬間に
目を輝かせて子供服が並んでいる方に走っていった

小さくても女の子はおしゃれが好きなんだねー

ちょっと、紅玉を思い出したわ...






『シン、何を選んだってお前のは着ないからな!!オレは実用性を求めているのであって、着飾りたい訳ではないんだから...』

「そんなぁー...ライのケチ」

『ああ゛?今何つったァ?』

「ライのケチ!オレの金なんだから一着ぐらいいいじゃないか!!」




うるさいなー
ほら店員さんも何事かってこっち見てるし...



『わかったから騒ぐな、恥ずかしい』

「言ったなー!!帰ったら早速着てもらうからなライ!!」

『あーはいはい、わかりました』








適当にシンをあしらい、自分の好みの布などを購入したオレであった...


夕方には城に送ってくれるらしい
(王様って便利だな...)




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