マギ長編

□04
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『ジューダル!!
...って、いないのか?』




ジュダルの部屋にきたのはいいけど

姿は確認できなかった...







ってことは、次は庭だな










『んー今日は天気がいいなぁー』



庭に向かって歩いていると

前から白龍が歩いてくるのが見えた




「あっライ殿!どこに行かれるのですか?」

『あー庭だよー!
そういえば、ジュダル見なかった?』

「神官殿ですか?
今日はまだ見かけていませんが...
どうかされたのですか?」




本当に心配そうな顔をしている白龍には悪いけど
そこまで重要なことでもないし

見てないならとりあえず庭に行くか...





『ううん、別にそんな顔しなくても何もされてないよー?』




じゃあねーっと言いながら

庭に向かって歩みを進める

























「あら〜ライちゃんじゃないのー」

『おおー紅玉おはよ〜!!』




庭に出ると紅玉が声をかけてきた

なにやら花の匂いを嗅いでいるようだ




『ねー紅玉ー
ジュダル見なかったかー?』

「ジュダルちゃん?
今日はまだ見てないけど...何かあったのライちゃん?」


『えーっと特にはないけど...』




いや実際には
ジュダルに避けられてるんだけど...

紅玉に言っても意味ないしなー




「本当に?最近ライちゃんとジュダルちゃんが、一緒にいるのを見ない気がするのだけれど...
ケンカでもしたの...?」


『あーそれはないよ!
オレがただ一方的に捜してるだけだし』

「それならいいんだけど...」





何気に、よく見てるな紅玉...


とりあえずここにもいないとなると
外に出てる可能性もあるし...





『じゃあまた後でなー紅玉!!』

「えっ、もう行くの?」

『ちょっとその辺見て回るからー
ジュダルを見つけたら、オレが捜してるって言っておいてー!』

「わかりましたわ!」





こうして庭も後にしたオレ




しっかし、こうも見つけられないとなると
何処に行ったのかさっぱりだ...






『言いたいこともあるし...
ジュダルの部屋で待ってれば...そのうち帰ってくるか』








結局、最初に捜しに行った
ジュダルの部屋に戻ったのであった...







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