マギ長編

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『えーっとジュダル?』

「なんだー?」




気づいたら人の寝てるベッドで
寝転がっているジュダル


くつろぎすぎだろー
いや、別にいいんだけどさ...




『聞きたいことがあるんだけど...
まず、此処はどこなんだ?』

「煌帝国だ!気を失う前に言ったが忘れたかー?」


『煌帝国...』





確か一度聞いたことがある

という事は、かなり東に飛んだらしい






『もう一つ、オレ以外にダレか倒れていなかったか?』

「んー?お前しかいなかったけど?」

『そうか...』







ってことは、シンは違う所に飛ばされたってことなんだよな...



一緒にいたアイツもいないか...












「あっと、忘れる所だった...」



突然ジュダルが立ち上がり
ベッドの脇にある棚から一つの剣を取り出した




「コレ、お前がいた場所に落ちてたんだけど...
ライは迷宮攻略者なのか?」


『はっ?迷宮って...あの変な塔のことか?』




さっきまでの雰囲気が嘘かのような

ジュダルの威圧感に驚いたが


言ってる意味がよくわからなかったので正直に答えた





「わからないって、お前誰かと一緒だったんだよな...
だったらその他の奴が、ジンに選ばれたってことか?」

『ジン?それってバアルのことかな...』





確かあの変な所であったヤツは

自分をバアルと名乗っていた気がするし

シンを自分の主にするとも言ってたかも...?






「はあ!?バアルって10年前に、シンドバットが攻略した迷宮じゃねーか!!
お前マジで何者なわけ!?」




ジュダルはオレの言葉を聞いた途端
驚いた顔をしていたが


数秒後には、最初に見たときのような
無邪気な笑顔でしゃべりだした



「マジ意味わかんねー!!
じゃあ何か、ライってバカ殿の知り合いなのか?」




えっ、ちょっと待て
10年前ってどういうことだよ!?

そしてシンとジュダルは知り合いなのか!?





考え出したらキリがない...

頭がパンクしそうだ...




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