マギ長編

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金髪を仲間に入れて
しばらく歩いて行くと



迷宮のつくりが変わり始めた





「いかにも、宝物庫へって感じの門だよねー」


『ジャミルなんか文字書いてあるよ?』

「んーどれどれ...」





コレって、古代文字?

というかトラン語じゃないコレ?


煌帝国にいた時
紅炎達から習ったから少しわかるんだー






「トラン語...現在も南部の少数部族で使われるアレかな?」




わーお
金髪もトラン語を知ってたのか〜


ジャミルも褒めながら
トウモロコシを差し出していた





「ふむ、トラン語ね...
それなら先生に習ったことあるぞ...」




マジでー

ジャミルってただのバカな坊っちゃんかと思ってたけど
そういう教養的なものもあったんだー




「えーっと...訳は...
この道は、竜の...真実点...?」



見直して損した...

かなり間違えてるんですけどジャミルさん...


オレが言うのもいいけど
後々つっこまれるの面倒だしな...と思っていると




「竜の牙を越え、真実へたどり着け、すべては竜の尾にあり
じゃないスかね!?」

『...コイツ』ボソッ




金髪が訳したのだが...

怒ったジャミルに腕を刺されてしまっていた





さすがに気の毒だったから


『大丈夫か?』

「あっいや、平気です...」



手を差し出してやったのに
顔を真っ赤にして立ち上がってしまった


なんだよ〜人の親切を...















また歩いて行くと

天井が針だらけの道にでた




というわけで、金髪が罠役として走っていった

上手く針を避け
ゴールに辿りついたと誰もが思ったが



ガコン...






床が抜けて金髪は、いなくなってしまった














「モルジアナは...
どうして穴を避けて歩けるのかな?」

「穴のふたから古い死臭がするからです」




先程の罠は、モルジアナとゴルタスによって
なんとか突破できた





えっ?オレは何してたのかって?

何にもしてないよー

どうせ怒られないし、疲れるのやだし






『あれ?起きたかぁー?』




チビがゴルタスの肩から顔を上げた






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