我流をゆく!

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「今日の任務はないぞ」





そう言われたのが数分前

それを聞いた俺はテンション上がりまくってアジト走り回ってたら角都の旦那に怒られた

最近任務ばっかだから仕方ねェじゃん





「………ん?なんかすんげー旨そうな匂いがする」

「どうせ鬼鮫のヤローがなんか作ってんだろ」

「鬼鮫ってあのきさm………って何で普通に隣にいんだよ!!?」

「あ"ぁ?お前が俺の行き道にいるからだ」

「どんなジャイアン??!」





いつのまにか隣にサソリの旦那がいた

俺が気付かないってどんだけ影うす………とりあえず睨まないでください





「お前の考える事なんて分かンだよ」

「よく言われる。てか話戻すけど、鬼鮫ってあの肌が青い?」

「あぁそうだ。アイツの趣味は家事だ、暁内の家事をやら……やってくれてたら趣味になったんだと」

「今完璧『やらしてたら』って言おうとしてたよな?なんか哀愁漂ってんじゃねェか」

「ちなみに、俺より暁にいるが俺より権力は弱い」

「やっぱ涙なしで聞けねェ話だ!!」





そんな感じで、来る気がなかったのにいつのまにか食堂?みたいな所に着いてた

やっぱりいい匂いはこっからだ

中を覗き込めば、エプロンを着た鮫がいた





「……なんか納得」

「なにがですか?!」

「な?…鬼鮫、この間入った新入りだ」

「あぁ、デイダラさんが騒いでいた……。わたしは鬼鮫です、よろしくお願いします」

「俺ァ灘木 憂輝!よろしくな」

「えぇ。あ、今焼けたクッキー食べますか?」

「ください!!!!」

「(餌付けじゃねェか)」





俺は思わず、鬼鮫が差し出したクッキーに飛び付く

後ろでサソリが考えてる事なんてお見通しだけど、今はクッキー最優先だ

あ、これホントに旨い





「毎日これを俺んために作ってください」

「"毎朝味噌汁作ってください"みてェなノリで言ってんじゃねェ」

「旦那はこのクッキーの素晴らしさを分かってねーんだ!」

「こんなに誉められたのは久しぶりですねぇ」

「ここの飯作ってくれたの鬼鮫だったんだな!!てっきりコック雇ってんだと……」

「角都さんがそんなお金を出すように見えますか?」

「…そりゃそうだ」

「あ、そうだ、イタチさんにはもう逢いましたか?」

「イタチ?そういや逢ってねー」

「ならこれを持って行きがてら逢ってきたらどうです?」

「?団子?」

「はい」





鬼鮫に手渡されたのは、串団子×6

……いや団子?

イタチが団子?

え、うける





「イタチさんは団子が大好物なんですよ」

「なにそのギャップ」

「初対面じゃそうなりますよねえ。では頼みました」

「今日任務ねェんだろ?行ってきやがれ」

「は、今日は木の葉に遊びに行こうとしてたのんだぞ!!?」

「それ終わってから行きゃあいいだろ。てかお前は木の葉に何しに行くんだ」

「早く行きたいんだよ!!てか遊びにっつっただろ!?聞いてなかったのか!!?」

「やっぱ死ね」

「あ"ぁん?!」

「ちょ、わたしを巻き込まないでください!!」





やっぱ旦那とは合わん

思わず投げちまったけど、一応謝る

悪ィ鬼鮫







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