novel
□カゲロウデイズ舞台裏
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パリィィィィン!
「高尾ォォォォォォ!」
「うるさいッスよ、緑間っち!」
とある薄暗い部屋で、ガラスのようなものが割れる音とやたらイケメンボイスの悲鳴とも奇声とも取れる声が響き渡る。
そしてショッキングイエローの黄瀬のツッコミのみが響く。
「ショッキングイエローて…」
「黄s…いえ、ショッキングイエロー君。 ウザいので黙ってください」
「黒子っちぃ… って火神っちも笑わないでほしいッス」
「ショwッキwンwグwイwエwロwーw」
「高尾ォォォオォォォ! 目がァァァァァ!」
「緑間! 高尾なら生きてるから!あれ劇だから! あと、ラピュ○のム●カみたいになってるから!」
「そうです。今血のりとってますから。 そして死んでください、ショッキングイエロー」
「もはや呼び捨て…! いいッスもん!笠松センパイに慰めてもらうッスから!」
全く持って、意味のわからないセリフを残して、黄瀬は、部屋から出て行った。
「いや、肩パンされてよしじゃね? つかカゲロウの舞台裏なのに色々おかしくね?」
「細かいことはお気になさらず」
パァァァァァン!
「ギャン!!」
そのとき、何かを思い切り叩いたような音と聞いたことのある声で、聞いたことのないような悲鳴が聞こえてきた。
「…黄瀬がやられたようだ…」
刹那、黒子が文字通り黒い笑みを浮かべていたのだが誰も気付くことはなかった。
本人以外は。