BOOK 薄桜鬼/K
□愛する貴女へ
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私が風間家に来て早1ヶ月がたった。
「時雨さん風間が呼んでます。早く行ってあ げてください。」
と天霧さんから言われて1刻・・・。
風間家は広いお屋敷で1ヶ月たった今でも ま だお屋敷の間取りを覚えらていない。
そして彷徨い歩いていると
「我が妻よ、何をしている」
縁側に座っている千景様が私に声をかけた。
『あっ千景様っ!』
「随分遅かったではないか」
『すっすみません!また迷子になりまして・・ ・』
するとクスッと笑う声が聞こえた。
『ち・・・千景様!?』
自分の顔がだんだん赤くなっていくのがわか る
「お前はやはり俺がいないとだめだようだな 」
『そんなっことありませんっ!』
なんて反抗するとぐいっと腕を引っ張られぼ すっと千景様の胸に飛び込んでしまった。
「お前は俺のもんだ。もうどこにもいかせな い。覚悟しろ。我が嫁よ」
完