BOOK 薄桜鬼/K
□時を越えて
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いつの間にか、わたしは夢の中のあの人に
恋をしていた。
「はぁ・・・」
わたしは大きくため息をつくと、気分転換に外へ出かけた
少しでも夢のことを忘れたいと、出来るだけ人の多い場所へ行く
特に目的もなかったため、駅前をうろついていた
そしたら
・・・あの人がいる!!
何を考えたのか、わたしの足は勝手にあの人のもとへと向かっていた。
「あ、あの!!」
息を切らしながら彼の袖をつかむ
すると、あの人は目を見開いてわたしを見つめ返す
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