先生、大好き...

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そして、放課後―――

最初は部活動を見に行く事にした。

「わぁ〜すごいね、ここが弓道部なんだ。かっこいい!!」

まず最初は弓道部に行った。

校舎とちょっと離れた場所に弓道部が練習する場所があった。

「「かっこいい〜♪」」

あたし達は先輩が着ている弓道服に見惚れていた。

「まだ最初は弓を持たさないよ。これで練習してもらうよ」

弓道部の先生は女の先生で、あたし達の国語の先生でもある。

先生が見してくれたのは、木に太い縄が結ばれていて、弓のような形をしていた。

「まずは、これで練習して半年くらいかな?!この練習をしてもらうのは・・・それからちゃんとした弓で練習するんよ」

「「半年も?!」」

(半年もこの練習するなんて;;手に肉刺だらけになるよ!!すごいな、先輩たちは・・・)

練習している先輩達を見て、つくづく思ったあたしと智尋だった。

先輩達の練習してる姿を見学して、次の部活動を見に行く事にした。

廊下を歩いていると川下先生と会った。

「お前ら、バドミントン部に入部せんか?」

「バドミントン部ですか?」

「おぅ、入らんか?」

「「ん〜・・・」」

二人共顔合わせ、悩んでいると・・・

「なら、俺に勝ったら昼食(+お茶付き)ずっとおごってやるから。そのかわり、お前らが負けたらバドミントン部に入部するのはどうや?」

「「ホントに?」」

(余裕やん!勝ったらずっと昼食おごってくれるなんて♪しかもジュース付きだなんて、超ラッキー!!!楽勝よ、楽勝〜)

「どうする?」

もちろん、二人の答えは既に決まっていた。

「「やる!」」

先に体育館に行って、先生が来るのを待った。

あたし達は川下先生がバドミントン部の顧問だと言う事を忘れていた。

さっきまで暗かった体育館の電気がついた。

「よしっ、やるぞぉ!」

ジャージに着替えて、ラケットを持ってやってきた川下先生。

「2対1でやるぞ」

「「よっしゃぁ!!!」」

あたしと智尋はやる気満々で望んだ。

だけど、あたし達は甘かった・・・川下先生から一ポイントも取れず、もぉ6点も取られていた。

「先生、もっと弱く!」

「分かった、分かった」

自信たっぷりで満面の笑みを見せる川下先生、全然手加減する気配もなくあたし達は先生に、前に落とされたり振り回されていた。

「試合終了ぉ〜」

結局11対0で、あっさり負けた。

「先生の意地悪、『もっと弱く!』って言ったのに・・・」

「お前らを入部させるためには、本気でいかんと仕方ないやろ」

そして、あたし達はバドミントン部入部が決まった?!
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