先生、大好き...
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桜が満開だった。
もぉ4月・・・あたしは奄梓間高校に入学した。
奄梓間高校は、他の学校に比べて少人数の学校でもある。
一学年20人以下で、全校生徒でも6,70人。
廃校になる噂もでていた。
あたし達のクラスは18人で、もちろん一クラス。
入学してすぐに友達も出来て、あたしの高校生活がスタートした。
「次、ビジネスの授業だね。ビジネスって何やろかね?」
「そうやね、どんな先生か楽しみ」
あたしは廊下側の後ろの方の席で、あたしの前の席が友達の智尋。
入学して初めての友達だった。
ガラガラッ
「起立、礼」
「「「お願いします」」」
「ビジネス担当の川下です。よろしく」
初めて出会ったのがこの日だった。
最初の印象は『怖い』。
顔が怖い!!!怒らすとヤバそう・・・そんな印象だった。
「授業始めるぞ」
授業は淡々と進め、一時間目のチャイムが鳴った。
「よし、なら出席番号順に先生が課題を出すから、それを次の授業までにやってきて、最初に発表してもらう。最初は井出からやな」
(あたしは3番目。すぐに回ってくるじゃん・・・;;どんな課題出されるんやろ??)
「じゃあ、あたし2番目だからすぐやし・・・ありえん。どんな課題なんやろかね、?」
「そうやね」
(智尋も考える事は同じか...やっぱ、気になるよね)
4時間目の授業も終わって、昼休み――――
智尋達と一緒に昼食した。
「ねぇ、放課後学校探検せん?」
「いいねぇ、行こ!」
放課後、智尋と一緒に学校探検する事にした。