先生、大好き...

□選択
1ページ/4ページ

桜が満開だった。

もぉ4月・・・あたしは奄梓間高校に入学した。

奄梓間高校は、他の学校に比べて少人数の学校でもある。

一学年20人以下で、全校生徒でも6,70人。

廃校になる噂もでていた。

あたし達のクラスは18人で、もちろん一クラス。

入学してすぐに友達も出来て、あたしの高校生活がスタートした。



「次、ビジネスの授業だね。ビジネスって何やろかね?」

「そうやね、どんな先生か楽しみ」

あたしは廊下側の後ろの方の席で、あたしの前の席が友達の智尋。

入学して初めての友達だった。




ガラガラッ

「起立、礼」

「「「お願いします」」」

「ビジネス担当の川下です。よろしく」

初めて出会ったのがこの日だった。

最初の印象は『怖い』。

顔が怖い!!!怒らすとヤバそう・・・そんな印象だった。


「授業始めるぞ」


授業は淡々と進め、一時間目のチャイムが鳴った。

「よし、なら出席番号順に先生が課題を出すから、それを次の授業までにやってきて、最初に発表してもらう。最初は井出からやな」


(あたしは3番目。すぐに回ってくるじゃん・・・;;どんな課題出されるんやろ??)


「じゃあ、あたし2番目だからすぐやし・・・ありえん。どんな課題なんやろかね、?」

「そうやね」

(智尋も考える事は同じか...やっぱ、気になるよね)



4時間目の授業も終わって、昼休み――――

智尋達と一緒に昼食した。

「ねぇ、放課後学校探検せん?」

「いいねぇ、行こ!」

放課後、智尋と一緒に学校探検する事にした。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ