♀×ルル

□涙の代わりに、
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ルル←カレ

(6話のゼロを助けに行くカレン。カレルル)











陸上戦闘用の紅蓮弐式は、海へと真っ逆さまに墜ちていく



「落ちちゃう!」



整備班の点検ミスか脱出用のレバーが動かない



「ごめんね、紅蓮…!」



急降下する紅蓮弐式



このまま状態でいれば、いずれ海に墜落し自分も死ぬ



「お母さん、お兄ちゃん、ル…」



ルルーシュ、と言ってしまいそうになってしまった



「ベストポジションじゃなーい」



「えっ?ラクシャータさん!?」



「お待たせ、黒の騎士団特製の飛翔滑走翼。教本の予習はちゃんとやってたぁ?」



「あっ…はいっ!大丈夫です」



「じゃあ本番行ってみよっか」



「基本誘導はこちらでやりますね。ゼロ様の救出を頼みます」



「あっはい!!」



紅蓮可翔式、シュミレーションで何度も模擬戦はやってのけたが、実践となると緊迫感が違う



「3番垂直発射艦、解放」



「紅蓮弐式本体との接続信号を確認」



「舞い上がりな、飛翔滑走翼ぅ!」



艦から発射された飛翔滑走翼が、垂直に急加速で飛び上がる



「曲がれっ!」



右手でレバーを操作する



「誘導信号、確認」



「同調術、測的良し」



「連結」



「連結!」



飛翔滑走翼が紅蓮本体と連結し、中央の画面上にはさまざまな情報が送られてくる



「飛べェェェ!!」



水面下で激しい爆風に押されるが、その衝撃を使って空を目指す



「続けて、鉄鋼砲撃右腕部ー!」



「右腕部、連結速度まで減速中。転送入度、コンマ5からコンマ8MMP。障害に異常無し、屈伸筋、第1から第5まで、正常に作動しています」



空中換装で右腕部を素早く連結させる



「衝撃コントロール、始動を確認。連結させます」



「カレン…頼む…」



C.C.の祈るような声が聞こえた気がした



「敵がどれだけいようと…!」



全換装を終え、カレンは頼みの綱の可翔式を駆り、ゼロの救出へと急ぐ



「紅月君、ゼロを…!」



「助けてみせますッ!」



迫りくる弾丸を跳(は)ね退(の)け、敵機へ攻撃を仕掛ける



「この紅蓮が通用しなかったらおしまいね」



「でも…やるしかないから、撃ってみましょうか?」



「そりゃあ…そうですねェッ!!」



遠距離からの攻撃だが、凄(すさ)まじい衝撃波が機体を襲う



輻射(ふくしゃ)波動が敵機を破滅へと導く



「やれるっ…!この、紅蓮可翔式なら!!」



待っていて下さい、ゼロ



それと…ルルーシュ!



すぐに貴方を助けだしてみせるから







の代わりに、



(救えなかった命の為に私は戦う)















































可翔式への空中換装は今でも興奮します

あれならカレンが主人公でルルがヒロインでいいよ、もう(笑)



お題拝借、闇に溶けた黒猫様


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