♀×ルル

□遠くから見つめた後ろ姿
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スザVSカレルル












「そうだ、俺がゼロだ」



「ルルーシュ…?ど、どうして…」



負傷している扇から



「何があっても……彼を…信、じろ。ゼロ…を、守ってく、れ」



と、願いを託されたカレンは、紅蓮でランスロットを追いかけていた



戦況が混乱に陥ってる中、ゼロを守れるのは、親衛隊隊長である紅月カレンしかいない



「スザクッ!!」



「ルルーシュッ!!」



ルルーシュが放った銃弾はスザクの通信機を掠(かす)った



張り詰める緊迫感の中、涙ぐみ呆然とするカレン



スザクが高く跳ね上がり、ルルーシュを押し倒す



「ゼロッ!!」



それでもカレンはルルーシュに駆け寄ろうとする



「こいつはルルーシュだッ!カレン、君を騙してたんだ!!」



「そうね…、確かに私は彼に騙されてたわ」



「カレン…?」



「でもねっ!」



カレンはスザクの隙を見計らい、足元を目掛け狙いを定めて撃った



「ぐっ、ぐああっ!!」



乾いた音が響く



2発の弾丸はスザクの靭帯とふくらはぎに命中



「ゼロは、私の唯一の主なの」



これで彼は身動きをとることが出来ない



「…ルルーシュ」



「カレン、なっ……なぜ」



「なぜ、って…」



(うつぶ)せのまま倒れ、激痛に身を歪めるスザクの前を通り過ぎ、カレンはルルーシュの前に立つ



「私は貴方の騎士だから」



「それだけの…理由、でか?」



「そうよ、貴方と共に歩むことを誓ったあの日から」



紅の騎士はそう言うと、ゼロの衣装を身に纏ったルルーシュの元へ跪(ひざまず)



ルルーシュはフッ、と緩(ゆる)い笑みを零す



「ならばカレン、今日からお前は紅の騎士となれ」



「お心のままに…」



「そして!我が盾となり…我を助けよ!!」



「はっ、我が命に変えても」



ここまで来てゼロとの…いいえ、ルルーシュとの距離がやっと縮(ちぢ)まったような気がした







遠くから見つめた後ろ姿



(ゼロ…今、迎えにゆくわ。例え貴方が誰であろうと…この紅の騎士、紅月カレンが命に変えても貴方をお守りします)












































25話でカレンがもし逃げ出さなかったら

私的にカレンはゼロの騎士だと思ってます

でも、ルルーシュの騎士でもいいと思ってますよ



お題拝借、闇に溶けた黒猫様


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