♀×ルル
□待って待って待ち続けて、一体何が残った?
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Cルル→ナナ
「ルルーシュ」
「………C.C.」
「いつまでそこでボーッとしてる気だ?」
蜃気楼から降りて来ないルルーシュ
「お前、記憶が…」
「お前に言われずとも、とっくに戻っていたよ」
通信機の画面越しに、いつもと変わらない不適な笑みで話すC.C.
「ロロが心配していたぞ。なかなか降りて来ないから」
「ナナリーが…」
「フレイヤの爆発に巻き込まれた、か?」
「ああ、なぜスザクはフレイヤを」
「お前のギアスのせいだ」
「お、れの」
「スザクに生きろとギアスをかけただろう」
「俺の……せい…で」
大事な妹を…
ナナリーを助けられなかった
「ナナリー」
「ルルーシュ、ナナリーは」
「嘘だッ!」
「ナナリーは、もう…」
「嘘だ嘘だ嘘だッ!!」
俺のナナリーが死ぬわけないだろう!
「あの時、無理矢理にでも連れて行けばよかったんだッ!!」
ナナリーの意志を捩(ねじ)曲げてでも
「ルルーシュ」
「お、れは、欲し、かっ、た、だけ、なのに」
「泣いて……る、のか?」
「ナナリーが…平和に暮らせる、世界が」
うずくまり、嗚咽を漏らす青年は、英雄ゼロとしての姿ではなく、世界の悪意に翻弄される無力なルルーシュそのものであった
「ナナリー、ナナリー、ナナリー」
待って待って待ち続けて、一体何が残った?
(妬みと憎しみがお前を孤独に突き墜とす)
ルルはナナ嬢が死んだと思ってますが、僕は生きてると信じてます
ちなみに第1期では、スザクよりルルーシュの信念の方がよく理解出来ました
スザクについては…16話まで、スザク自身の真意がよくわからなかったので
友達思いのいい奴だなーくらいの認識しかありませんでしたから
お題拝借、闇に溶けた黒猫様