スザルルSS

□正直は時に残酷
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スザ→ルル

(ルルにぞっこんな枢木)












容姿端麗なルルーシュのキャラは、どちらかと言うとあまのじゃくでツンデレだ



この間、どうみても三時間以上はかかってる、手の込んだ手作り弁当を作ってきてくれた時も



「勘違いするな!材料が余ったから、ついでに作ってきただけだからな」



ね、典型的なツンデレのタイプでしょ?



でも、その素直じゃないところも彼の魅力のひとつなんだ



「こんなの…俺の専門分野じゃない」



「大丈夫…。システムは…完璧」



「ほわあぁぁ!!」



ひとつひとつの言動が、追うごとに激しさを増して



本当、可愛くて仕方ないよ



でもある日、僕とルルーシュの仲に亀裂が入る事件が起こった



気になる事件の詳細についてだが…



「ルルーシューっ!」



「ス、スザク!」



スザクがR2本編の進行を無視して、ルルーシュのいる黒の騎士団に遊びに行った時の事である



「おま…敵だろ。なぜこんなところにいる!?」



「嫌だなぁルルーシュ。僕がいつ、君の敵になったんだい?」



「は…?だってお前、皇帝に俺を売り払って」


唖然と視線を向けるルルーシュの前で、暑苦しいまでの精気を全身から放散しながら、スザクは笑った



「あれは単なる芝居だよ、SI・BA・I」



ルルーシュは冷えた泥をなすりつけられたような表情をうかべた



「芝居で人の記憶をいじくるのか!?」



「でも、皇帝も賛成してくれたんだよ」



つじつまの合わないスザクの言動に、何か裏があることを察し探り始めたルルーシュ



「記憶を書き換えて、大人しくなったルルーシュに、あーんなことやこーんなことをって提案したら…」



「元凶はお前かー!!」



怒りにうち震えるルルーシュは、悔しさに歯噛みする



「長いようで短い一年間…君の身体をじっくり堪能させてもらったよ」



「一体俺の身体に何をしたんだ!?」



今、初めてスザクの意図らしき言葉を聞かされたルルーシュが、驚きの声を漏らす



「聞いたら君が、一番ショックを受けることになると思うけど…」



「いいから、早く言え!」



いつもにも増して怒号が飛ぶルルーシュの様子に、スザクは渋々口を開く



「ルルーシュをイかせた」



「…………は?」



彼が愕然(がくぜん)とした声を上げるが、スザクは構わず続ける



「揉んだ、濡らした、ジラした、突っ込んだ」



卑猥な言葉を連想させる、単語が次々と飛び出した



「な、な、な……!信じられんっ……」



顔色を失ったルルーシュが、唇をわななかせながら呻(うめ)



極めつけは「皇帝と3Pという名の持久戦に持ち込んだ」で締め括(くく)った



憤怒(ふんぬ)と恥辱に顔を赤らめたルルーシュが牙を剥いた



「こんのォ……」



(けわ)しい顔を崩さず、固く拳を握りしめ中段パンチの構えをとる



「馬鹿があぁぁぁ!!」



渾身のパンチを繰り出し、怒鳴ったルルーシュの叫びが耳を打つ



「え…ええぇっ?!」



すかさずスザクの応(いら)えが返る



「な、なんで殴るの?ルルーシュ!」



「こんだけ聞いてれば…殴りたくもなるぞ!!」







正直は時に



(僕はきっと、君に恋をしていた)




























変わってこちらは本編無視してギャグで下ネタ満載なスザルル

殴られてもルルが好きな万年発情期のスザク

限りない愛情を感じます(笑)

これじゃ変態なスザクがルル限定で

殴られるのが好きなドMって勘違いされちゃうよ

だが…一番の問題は他でもないこれを書いた張本人



お題拝借、闇に溶けた黒猫・9円ラフォーレ様


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