君のための嘘

□第二十話
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色々あったが、めでたく青峰くんと両想いになったわけで。


あの後、先に宿に戻っていたみんなに、事後報告とゆう形で恋人宣言をした。


黄瀬くんは、自分が1番ツラいはずなのに、誰よりも私たちを祝福してくれた。


本宮サンも、泣きながら「悔しいけど、大輝が幸せならそれでいい」と言ってくれた。


姫子チャンに関しては、号泣して発狂して、本当に大変だった。


そこは、まぁ、女将さんが姫子チャンを宥めて部屋に連れていったんだけどね。


そのあとの残り数日は、何事もなく練習と食事を繰り返して終わっていった。


本当に何もなかった。


ヒロたんが用意してくれた水着を披露することも、夜にこっそり青峰くんと外で会ったりすることも、ましてやラブラブなんて全くしていない。


そんなこんなで夏の合宿は終わったのだ。
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