君のための嘘
□第二話
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……待てよ。
一言でトリップと言っても、一体いつの時代にトリップしたの?
普通なら、私はトリップ前の世界で高校一年だったから、高校生時代にトリップするはず。
でも、今、目の前にいる彼……青峰くんは笑ってる。
笑ってバスケしてる。
つまり、まだピュア峰。
ってことは、まだ帝光時代ってことじゃん!
中学生じゃん!!!
そう考えると、青峰くんの顔も幼く見える。
「どーしよ!やばい!果てしなくやばい!嬉しい!今なら死ねる!」
だって、帝光って言ったら、キセキの世代が全員集合だよ!?
そんなこと一人で考えながら、顔を手で覆いながら悶えていると、後ろから肩を叩かれる。