大好きやで

□お帰りなさい
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本日、正十字騎士團
日本支部
御一行様が
見られる。



――――――虎屋旅館



『 はい。八百造さん
点滴かえますね?』



布団の上で横になっているのは
志摩 八百造さん
京都出張所の所長を務めている方。



「 すまんな。りな。」



『 気にせんといてください。

私は医工騎士なんですし。』



ゴホゴホと咳込む
八百造さん。



手際よく点滴をかえていき
腕時計で点滴の
落ちる時間を確認し
顔の菌糸につけていた
ガーゼをとり処置をして
またガーゼで覆った。



『 八百造さん今日は
坊や廉造さん・子猫丸さんが
帰って来ますよ?』



「 そうか。坊達が
くる日やったか。」



嬉しそうに笑う
八百造をみて、私も
嬉しくなる。



『 では、私は
他の方の治療に
行ってきますね?』



「 おう。ありがとうな。」



スッと襖を閉め
パタパタと歩きだす。







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