サマーウォーズ もう一人天才がいたら

□第1部
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此処は都会のとある高校
季節は夏。
そのとある高校の中には散らかっている物理部があった。
暑いため窓を全開まで開けていたその部には一風変わった高校生が居た。

〔7月26日 月曜日 お昼のニュースをお伝えします。〕

「あと少しで日本代表になれたんだ。」

〔小惑星探査機『あらわし』は今日午後〕

「まだションボリしてんのかよ健二?」

〔太陽の周回軌道から地球の衛生軌道に乗りました。〕

「何だ健ちゃん今だに悲しんでんのかよ」

「そう言うなよ進藤。こいつはお前と違って大会とかに出れる機会があんまないんだから」

〔トラブル続きの『あらわし』でしたが〕

「ありがとう佐久間
僕の事をちゃんと考えているのはお前だけだよ」

「それに絶対に代表に成れないさ
お前、進藤に勝てないしよ」

<僕の少し前までの感動を返せ>

《やはり『凡人』の事が解るのは『凡人』か》

「進藤、今『凡人』って言う単語を強調して言ったよな」

〔今後、タイミングを計りながら小惑星『マトガワ』で採取した、サンプル入りのカプセルを打ち出す予定です。〕

《・・・・・・・・言ッテナイヨー》

「何で片言なんじゃいゴラー」

〔では、つぎのニュースです〕

<待ってよ佐久間。
って、あ、進藤が出てるよ佐久間〉

「何?!!」

〔今、数学オリンピック優勝で優勝した進藤 才さんが次回数学オリンピックの予選出場を辞退しました。〕

〈「な、なんで?!?!(だよ)〉」

「はぁ?何が?」

「な、何で辞退するのさ次回の予選?」

〈そうだよ。
僕があんなに頑張っも出れなかったのになんで?〉

《眠くてメンドイから》

「なんだと?!!」

佐久間、健二、進藤らが口論していたその時

《ガチャ》

【ねぇ、誰かバイトしない?】

「今、バイトしている真っ最中なんですけど」

【バイト?】

「OZのシステムの保守点検ですよ。」

【へぇーOZの?凄い!】
OZとは進藤達の暮らしになくてはならないもの
全世界のインターネット上にある仮想世界でありパソコン、携帯電話、テレビなどなどから簡単に使えるものである。
そしてアバターを作ります。
OZの中ではそのアバターを使いいろいろなことをすることができる。
OZでは一瞬で世界各国の言葉に翻訳され世界中のいろいろな人と出会うことができる
そしてOZは世界一、二を争う最高峰のセキュリティがあり登録者10億人以上の大きさに拡大したのです。説明終わり

「いやいや、末端の末端の末端だから楽ちんですよ
1人を除けば」

【1人?
でもそっかー、バイト中か、がっくし…
あぁー、誰か居ないかなぁ他にバイトしてくれる人。】

《夏希先輩俺で良ければやりましょうか?》

〈あ、夏希先輩、僕も〉

「進藤も健二もこっち(OZ)はどうすんだよ?!」
〈すいません。やっぱ無理です…〉

《俺は終わったけど》

〈え、早?!〉

【これで1人。
あともう1人か
バイトと言っても私と一緒に田舎に旅行してくれるだけなんだけどなぁ】

「はい、俺やります!」

〈え、何それ佐久間
じゃあ、はい僕も!〉

【でももう1人決まったし残りの募集人員は1人なんだけどなー】

〈「えっ?〉」

《早よじゃんけんせい2人とも》

〈「えっ?〉」

【最初はグーじゃんけんポン】

そして健二はグー、佐久間はチョキ

《健二の勝ちだな》

〈やったーーーー〉

「そんなーーー」

こうして佐久間の声が高校に響いたのだった。



それから数日旅行の日

OZバトルステージにてのCMが電車内にて流れていた
8頭身のウサギの格好のアバターが、武者のようなアバターの攻撃をかわし武者のアバターの後ろへ周り裏拳で兜を壊して勝ち、4倍はあろう身体をし南蛮刀を2本持ったアバターを鳩尾に1発で倒し、巨大ザリガニのアバターをグーパンチ1発で伸し、ザコキャラのようなアバターを50体ほど吹き飛ばし最後にボタンを押してタイムが出た

32秒50

《すげーなキングカズマ》
などと思う進藤才だった

そして東京駅にて
待ち合わせをしている間、夏希はメールを打っていた
送信者
栄おばあちゃん
内容
いつ来るかおしえてね
返信内容
これから新幹線にのります。まっててねーーーーーー!!夏希

送信

夏希がメールを打ち終わりケータイを閉じた時、夏希に走って来る人間がいた

【あっ、健二君。こっち、こっち】

〈遅れてすいません〉

【ううん、時間ぴったり
佐久間君じゃあこうはいかないわね】

〈任せてください何でもやりますよ〉

【ありがとう
じゃあこの荷物持ってくれる?】

夏希の下にはお土産と思われるものがたっぷり入ったカバンや袋が4つあった

〈あ、はい
ところで先輩進藤は?〉

【進藤君なら今新幹線のチケット買ってきてもらってるの
あ、噂をすればほら】

健二が後ろを向いたらチケットを6枚持った才がやってきていた

《よっ、健二お務めご苦労さん》

〈あ、進藤〉

《はい、夏希先輩
混みそうだから自由席じゃなくて指定席買ってきましたよ》

【え、でもお金足りた?】
《少し足すだけだったので大丈夫です
それより早く行きましょう先輩》

【え、あ、うんわかったわ
行きましょうか】

そして3人は長野県上田市へ向かうため新幹線のホームへと向かった
 

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