花霞
□花の意思、蛇の意思
2ページ/8ページ
カリカリカリカリ・・・・・・・
ペンの走る音に混じりお茶を啜る音がする静かな空間は突然破られた
一人の知らせによって
「花影様大変です!」
「あんたは暗部の零だったか?どうした?」
「暗部の第一小隊と第三小隊が遺体で発見されました。おそらく蛇魅かと」
「それは本当か?」
「・・・・美月」
「なんだ?イタチ」
「俺が行こう」
「何を言っている?あんたは十分働いた蛇魅討伐隊には入れるつもりはねーよ」
「だが花の国では俺以上の実力者はそうはいない」
「確かに・・・・だが」
「何人も送り込むより小数精鋭の隊を派遣した方がいい」
「・・・・・・分かった。ただし他のチームメイトは私が指名する」