花霞

□花の意思、蛇の意思
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大戦が終わり復旧が急がれる中、蠢く闇は徐々に平和を蝕んで行く・・・・・




「まだ見つからねーのか?大蛇丸の後釜気取りは」
急造で建てられた花影の執務室に苛ついた声が轟く

「仕方ないだろうやっと復旧の目処が立ちはじめたばかりだ」
その声に静かな声が応えお茶を啜る音がする

「イタチ、てめぇは呑気すぎんだよ。ってかなんで呑気にお茶してんだよ!それに団子持参で何してんだ」
「お茶だ。」

「見りゃわかるわ!」

「安心しろ花の国の暗部総勢で行方を捜している見付かるのも時間の問題だ」

「ならいいが、嫌な予感がすんだよ。杞憂で終わればいいがな・・・・・」
女は書類を次々にこなしながら呟いた

「もう一月も過ぎたのだな」

「突然なんだ?イタチ」

「いや、こうしてのんびりするのは何時ぶりだろうな」

「さあな。ってか私にも団子寄越せ」

「・・・・・・・・。」

「無視か!無視なのか!」

花影の執務室は今日も平和のようである
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