宵の明星、魂は輝く

□女狐の走駆
1ページ/4ページ




『あれ、』

名目上では見廻りというサボりを満喫していると、細い路地の奥で動く白い影があったので。

私はついさっき買った揚げたての油揚げを片手に、口の中をサクサク言わせながらそちらへと足を踏み出した。












踏み出して、後悔した。








.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ