HOMIN
□ユノヒョンとチャンミン。
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チャンミン「一緒に住まないってのは何かいいもんですね。」
ユノ「......。」
チャンミン「...どうしました?」
ユノ「...それ出てったヤツが言うとシャレになんない。」
チャンミン「出てったって......」
ユノ「出てったんじゃん......」
チャンミン「...まぁ出ってったんですけど。」
ユノ「あーーーーー!!言わないでーーーーーー!!チャンミンの口から聞きたくない!!」
チャンミン「......事実です。」
ユノ「ヒドイよチャンミン。ポクをきじゅちゅけて...そんなに楽しい?」
チャンミン「......はい。」
ユノ「『はい。』だってーーーーーー(泣)!!」
チャンミン「ウソです。ウソです(苦笑)。冗談ですよっ!!」
ユノ「ヒョンはそんな酷い嘘をつくような子に育てた覚えはないよ...」
チャンミン「...育てられた覚えもありません。」
ユノ「...嫌いになったんだ。」
チャンミン「え?」
ユノ「...ポクを嫌いになっちゃったんだねチャンミン。だから出て行っちゃったんだっ。」
チャンミン「そういうわけじゃないですよ。」
ユノ「あーーーーーん嫌われたーーーーーー!!チャンミンに嫌われちゃったよぉーーーーーー!!だからチャンミンが出てっちゃったよーーーーーー!!ポクのもとから離れて行っちゃったよーーーーー!!」
チャンミン「ヒョン...ウルサイです。近所迷惑です。」
ユノ「帰って来て......」
チャンミン「...え?」
ユノ「...帰って来てよ。」
チャンミン「......。」
ユノ「...もう離れ離れ月間満喫出来たでしょ?」
チャンミン「...まだ一週間も経ってないですよ。」
ユノ「暗い部屋に1人で帰るの...嫌なんだ。」
チャンミン「ヒョン......」
ユノ「お前がいないと困るんだ。一人じゃ何にも出来ない。」
チャンミン「何にも出来ないって...子供じゃないんだから(苦笑)。何とかなりますよ。」
ユノ「...知ってるか?...ウサギは寂しいと死んじゃうんだぞ。」
チャンミン「誰がウサギですって(苦笑)?...慣れるもんです。寂しいのは最初だけですよ。」
ユノ「冗談じゃなくて...本当にわかんないことだらけなんだ。困ってる。本当に。何もかもお前に頼りっぱなしだったんだって...いなくなって気づいた。」
チャンミン「お!やっと気づきましたね。僕の有り難味に。出て行った甲斐がありました(笑)。」
ユノ「......。」
チャンミン「...冗談ですよ(苦笑)。いちいち傷つかないで下さい。......何がわかんないんです?何でも聞いて下さい。今のうちですよ。」
ユノ「時計...リビングの時計止まっちゃって...電池どこだったっけ?」
チャンミン「あぁ...それならテレビの横の棚の一番上の引き出しです。」
ユノ「...あった。」
チャンミン「他には?」
ユノ「 朝...コーヒー飲みたいんだけど...」
チャンミン「お水メモリ6に対してコーヒーそこに付いてるスプーンで3杯です。横のスイッチさえ押せば後はコーヒーメーカーがやってくれます。」
ユノ「1人で6杯も飲めないよ......」
チャンミン「あ...そっか。じゃ...半分の量で作ってみて下さい。終わったらちゃんとフィルターと豆捨てて下さいね。」
ユノ「...燃えるゴミの日...わかんない。」
チャンミン「...月曜と木曜です。あ、ヒョン。もうすぐシャンプーなくなりそうでしょ?買い置きシャワールームの棚の一番下のカゴの中にあります。空いた容器は置きっ放しにしないで捨てて下さいね。ちなみにプラスチックは火曜です。」
ユノ「...わかった。」
チャンミン「早くお風呂入って...あったかくして寝るんですよ。明日早いんでしょ?あ!髪、ちゃんと乾かして下さいね。ヒョン...風邪引きやすいんだから。」
ユノ「......うん。」
チャンミン「それじゃ...また...」
ユノ「うん...チャンミンも風邪気をつけて...」
チャンミン「僕は大丈夫です。よく食べてよく寝てるし(笑)。」
ユノ「...そっか。」
チャンミン「...はい。」
ユノ「...ポクは...眠れないよ。」
チャンミン「え?」
ユノ「眠れないんだ...お前がいないと。」
チャンミン「また...そんなこと言わないで下さい。」
ユノ「...食欲もない。美味しくないんだ...何を食べても。」
チャンミン「......ヒョン。」
ユノ「...ごめん。...困らせてるな。」
チャンミン「......。」
ユノ「......切るね。」
チャンミン「......。」
ユノ「おやすみ......。」
チャンミン「......。」
ユノ「......チャンミン。」
チャンミン「......。」
ユノ「...悪かった。わがまま言って...」
チャンミン「......。」
ユノ「本当...ごめん。」
チャンミン「......。」
ユノ「...チャンミン...お願い......何か言って。」
チャンミン「......。」
ユノ「......。」
チャンミン「お願いですから...ちゃんと食べて...ちゃんと寝て下さい。」
ユノ「......うん。わかった......」
チャンミン「......おやすみなさい。」
ユノ「......おやすみ。」
ガチャ......
ユノ「チャンミン?!」
チャンミン「......やっぱり。」
ユノ「どうしたの?!」
チャンミン「ちゃんと寝てって言ったのに......」
ユノ「......ごめん。」
チャンミン「こんなんじゃ心配で......放っておけない。」
ユノ「チャンミン......」
チャンミン「ヒョン...はいこれ食べて。」
ユノ「あ...ピジャだ。どうしたの?これ......」
チャンミン「どうしたのって......買って来たんですよ。あなたのために。」
ユノ「3枚も(笑)?」
チャンミン「食べれませんか?じゃ仕方がない。手伝ってあげましょう。」
ユノ「ふふっ(笑)。」
チャンミン「ほら、熱いうちに食べて。」
ユノ「うん。」
チャンミン「うまーい!!」
ユノ「本当だ。美味しい。」
チャンミン「ヒョン!!ビール!!」
ユノ「ごめん...ない。」
チャンミン「...って言うと思って...ジャーン!!持参しました。」
ユノ「さすがチャンミン(苦笑)。」
チャンミン「早く食べて。1時には寝たいから。今からタクシー呼んで...ここから15分かかるとして...ほら、あと20分しかない。」
ユノ「え?!帰るの?!」
チャンミン「...はい。」
ユノ「うそぉ.......」
チャンミン「...また来ますよ。」
ユノ「...泊まって行けば?その方がたくさん寝られるよ。」
チャンミン「うーん...まぁそれはそうなんですけど...」
ユノ「着替えならポクの貸すよ。」
チャンミン「あ、ヒョン。12時半です。さ、布団に入って。」
ユノ「え?」
チャンミン「ヒョンが寝てくれないと心配で...僕が眠れません。さ、早く。...寝るまで傍にいますから。」
ユノ「......わかった。」
チャンミン「...ヒョン、お布団ちゃんと肩までかけて。」
ユノ「...はーい。」
チャンミン「...アイゴッ。あー腰痛い。」
ユノ「チャンミンここ。もっと近くに来て。」
チャンミン「...はいはい。」
ユノ「寝るまで手、握ってて。」
チャンミン「ほんと子供見たいですね...」
ユノ「おやすみ.....」
チャンミン「...おやすみなさい。」
ユノ「お前...本当に帰っちゃったんだな。」
チャンミン「ちゃんと寝るまでは傍にいましたよ。」
ユノ「...今度...いつ来る?」
チャンミン「うーん...そのうち。あ、ビール買っておいて下さいね。」
ユノ「ふふっ(笑)。わかった。」
チャンミン「お仕事頑張って。」
ユノ「チャンミンも。」
チャンミン「...寂しくなったらまた電話して下さい。」
ユノ「...うん。」
チャンミン「...って言っても明日仕事で会うんだけど(苦笑)。」
ユノ「...だね(苦笑)。」
チャンミン「...じゃまた。」
ユノ「...うん。...ありがとチャンミン。」
チャンミン「はーい。」
チャンミン「...あのねヒョン。これじゃ一緒に住んでた時と変わんないと思うんですよ......」
ユノ「そう?」
チャンミン「確かに電話してって言いましたけど...」
ユノ「うん。言った。」
チャンミン「でも毎日呼びつけるのは止めて下さい。しかも何かと理由つけて帰してくれないし......」
ユノ「だってぇ......寂しいんだもん。」
チャンミン「...可愛く言ってもダメです。今日こそは帰ります。」
ユノ「...ビールあるよ。」
チャンミン「...うちにもあります。」
ユノ「寝れないんだ...」
チャンミン「大丈夫です。よく寝れてますよ。」
ユノ「それはお前がいてくれるから...」
チャンミン「ヒョン。いい加減慣れて下さい。」
ユノ「...慣れる必要あるの?お前のいない生活に。」
チャンミン「......ズルいですよ。そういうの。何も言えなくなるじゃないですか。」
ユノ「チャンミナ......」
チャンミン「......はい。」
ユノ「俺にはお前が必要なんだ。」
チャンミン「ヒョン.......」
ユノ「傍にいろよずっと。もう何処へも行くな。」
チャンミン「...ほんと...ズルい人ですね。そんな言い方......NOって言えなくなる。」
ユノ「...言わせないよ。」
チャンミン「もぉー...(苦笑)。ほんと...敵いませんね、あなたには。...でも、通い妻くらいにさせて下さい。」
ユノ「......わかってる。言ってみただけだから。」
チャンミン「...ならよかった。」
ユノ「でも...そういう気持ちだってことは本当だから。」
チャンミン「......はい。」
ユノ「じゃ今日は泊まってって。」
チャンミン「うーん......」
ユノ「ねぇチャンミン...お願い...」
チャンミン「どうしよっかな......」
ユノ「いいじゃん。泊まって行きなよぉ...」
チャンミン「うーん......」
ユノ「お願い!!今日だけ!!」
チャンミン「ほんと今日だけですよ。...って明日も同じこと言ってそうで怖い(苦笑)。」
ユノ「そうだったらいいな(笑)。」
チャンミン「ふふっ(笑)ヤですよ(笑)。」
ユノ「チャンミン早く。」
チャンミン「...はいはい。」
ユノ「...くっ付いてると安心する。」
チャンミン「...そうですか?」
ユノ「チャンミンの体ってあったかいよね。」
チャンミン「...僕体温高いんです。」
ユノ「人間湯たんぽ。」
チャンミン「...ヒョン足冷たい。手も...」
ユノ「最近冷え症っぽい。」
チャンミン「唐辛子がいいですよ。カプサイシンたっぷりで。僕と同じの食べればそんなの直ぐ治りますよ。」
ユノ「...いい。その前に胃が痛くなる。」
チャンミン「ふふっ(笑)。」
ユノ「それより人間湯たんぽがずーっと傍にいてくれたら治ると思うな。」
チャンミン「...はいはい。おやすみなさい。」
ユノ「適当に流した......」
チャンミン「...早く寝て下さい。明日も早いんだから。」
ユノ「はーい。...おやすみ。」
チャンミン「...おやすみなさい。」
チャンミン「あぁ......またズルズルともとの生活に戻ってしまっている......」
ユノ「ちゃんみなぁーポクのケータイ知らない?」
チャンミン「ベッドの上!!」
ユノ「......あったぁ!!ありがと。」
チャンミン「あ!!ヒョン!!パスポート!!」
ユノ「あっ、いけない(苦笑)。危ないところだったぁ...ありがとチャンミン。」
チャンミン「ほんっと信じられない。海外行くのにパスポート忘れてくなんてっ。」
ユノ「あ、i Padも忘れたー。ちゃんみなぁー取ってー。」
チャンミン「何か......前より酷くなった気がする。やっぱダメだ!!帰国したら絶対自分の家に帰るぞ!!もう絶対絶対決めたから!!心を鬼にして今度こそユノヒョンを鍛えるんだからっ!!」
ユノ「ちゃんみなぁー行くよー。」
チャンミン「よし!!」
出来るかな.......出っ来ないだろうな......(苦笑)。