山吹物語
□五
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お母さんが妊娠か…
私居ていいのかなぁ…
ただでさえお母さんと血が繋がってないのに…
「茜ちゃん!これ切っててくれるかしら?」
『あっはい。』
「若菜様!!家事なんかは私たちでするんで休んでいてください!!!」
「毛倡妓ちゃん…」
「そうですよ私たちがやりますよ!」
「雪女ちゃんまで…」
『お母さんゆっくりしてきなよ。ね?』
「茜ちゃんまでに言われちゃったらゆっくりしなくちゃいけないねw」
「はいはい休んでいてください!」
「若菜様ゆっくりしてくださいね?」
『みんな過保護だね?』
「えぇ!だって二代目の子供が生まれるんですもの!」
『これ終わったらちょっと散歩に行って来るね?』
「え?はい分かりました。」
『じゃあ行って来る。』
「雪女なにやってんだい!」
「え?」
「茜のことを考えな!」
「え?」
「ばかだねぇ。もういいよ私も散歩に行って来るよ。」
「え?ちょ毛倡妓?!ってもういない!!」