FF13


□薔薇は夢と共にII
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(2) promise-phone.2

「もしもし。ライトニングだが。」

そう言って私は電話に出た。

するとーーー

「ライトさん···お久しぶりです!!」

「ライトさん···?そう呼んでいたのはホープだ

けだったような···って、まさかホープか!?」

「はい!!分かってくれてよかったです!!」

「無事だったんだな···ん?」

「ライトさんどうかしましたか?」

「ホープ。ルシの力はまだ残っているのか?

それに、軍の保護下では連絡出来ない身のハ

ズだが···」

「ああ。その事でしたら心配要りません。ル

シの力はだんだん使えなくなってきていて、

今出来るのなんてファイア等の基本攻撃、回

復魔法位ですよ。なので、今は軍の定期検診

みたいなものになっていて、僕は高校に入っ

てからエデンで一人暮らしをしているんで

す。」

「そうか···なら良かった。」

「えっと···それで···良かったら来週にでも会

えませんか?伝えておきたいことがあるんで

す。」

「来週か···?ちょっと待ってくれ···。土日は

空いているが···いけるか?」

「はい!!じゃあ土曜日でも良いですか?」

「ああ。分かった。」

「あの、どうやって会いましょうか?ライト

さんは何処にいるんですか?」

「私か?私は今はボーダムに住んでいるが。」

「じゃあ、僕がエデンからボーダム行きの電

車に乗っていきますよ。心配要らないので。」

「そうか。分かった。じゃあ、土曜日電車に

乗ったら電話してきてくれ。駅まで迎えに来

るから。」

「分かりました。ではまた。」

こうして私はホープと会うことになった。

ホープの「伝えたいこと」の意味を知らな

かった私はこれから私の恋の歯車が回ってい

くなど思いもしなかった···

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