FF13
□誓いU
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(2)雷光の祈り
私はセラを亡くした上、ルシにされた。
ルシ=コクーンの敵なのだ。
そして私は五人の仲間と旅に出た。
その5人の中でもホープはまだ14歳。
中学生位の幼さで、大人と同じ境遇に立たされていた。
私達ですらとても辛かったのに、子供が辛いどころでは済まないと思った。
その時、気が付いたのだ。
「最愛の人を亡くしルシにされた。」
私と同じではないか。
最愛の人を失った私には希望などなかった。
何度も何度も自分のことが嫌になった。
それに…自分で自分の責任というものを重くしてしまっていた。
そして私はそのまま心を閉ざした。
なら、ホープも―――――
そう思ったとき。
「私がホープを守る。」
そう言った。
それから誓ったんだ。
「もうこの世界中に私みたいな人間はもう一人で十分だ。もうホープをこんな目にあわせたりはしない。たとえ私の命を懸けてでも・・・。」
とな。