05/19の日記

02:15
うーん… (鍛冶神
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話を考えてると、新しいネタが浮かんで邪魔をしてくるんだが…どうしよう…。

まぁ、前回の予告通りに聖域のターン!







女神の願いにより、この世界に生き返ってはや半月。
教皇候補兼双子座であることを命じられている男、サガは生き返ってから、初めて清々しく、穏やかな朝を迎えることが出来た。
自身が生きている事を、やっと、受け入れることが出来たのだった。


『死は永久の眠りだ。何も出来なくなる。償いには決してなりはしない』
『生きている限りは何でもできる。それこそ、償いなんかもね』


彼女は私にこう言ったのだ。
どこの誰とも知れない私の、普通の人間からすれば絵空事にしか聞こえない話を静かに聞いて、そう言ったのだ。


『何をしたから生きなければ死ななければならない…ではなく、ただ単に、自分は生きたいのか、死にたいのか…それだけを素直に考えればいい』


今まで、己が犯した罪の大きさに、改めて裁かれ、再び冥界へと堕ちるべきだと考えていた。
だが、私自身がどうしたいのかと考えれば…。


幼い頃の事を思い出した。
「いつか私が教皇になって、お前が外に出られるようになったら――」


…最初は、それだけの小さな夢だったはずなのに。
いつしかその夢を忘れ、教皇となることに執着してしまった。
片割れを突き放し、失い…そうまでして執着していたはずの教皇に成り変わったのに、得ることが出来たのはどうしようもない空虚な心だけだった。

当たり前だ、教皇になるのが私の夢だったわけではないのだから。
私の本当の夢はその先に、片割れが居てこそ叶うことができたのだから…。


そして、生きている今ならば、それを叶えることも…出来る。


『いい表情だ、それでいい。まぁ、足の無い私が今まで歩いてこれたんだ。五体満足の君達が前に進めないなんてあり得ないんだけどね』


椅子にずっと座っていた彼女が笑った。
脚にかけている膝掛けからは足先が全く見えない。
つまり…彼女の言葉通りなのだろう。

彼女に言葉をかけようとすると、強烈な眠気に襲われた。


『夢から醒めるだけだ、大丈夫。色々と話が聞けて安心したよ』
『ああそうだ、双子座は君達を心配していた。戻ってきたら大丈夫だと声をかけてやってくれ』




そこで目が覚めた。
最後の言葉に疑問を抱くが、今はそれよりも――






「――今日は、一緒に歩いて行かないか…カノン」



小さな夢を、叶えよう。









…聖域のターンっていうか、サガのターンになってしまった。
しかも長い。
どうしてこうなった!?
当初はこの半分以下でベースを書いていたはずなのに…。


だが後悔はしていない。
文章は雑になってると思うから、楽譜に移すときに書き直します…多分。

次は………アテナと黄金が会議?

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