Long novel

□Last Promise
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私の彼氏は入院していました。




名前は、一柳昴。


私は“スバル”って凄く綺麗な響きだから好きだな〜♪



…って言っているのに昴さんは、「そうか?…別に普通だろ」…だそうです。



昴さんは、俺様でSだけど…誰よりも優しくて、



男らしく私を引っ張っていってくれる頼りになる人でした。








ストレートに気持ちを伝えてくれる事は少なかったけど、ちゃんと全て解っているから。













貴方の優しさを…



昴さんは決して、私を傷付けるような事はしませんでした。





付き合い始めてからも一度もありません。勿論ケンカした事もない。







いつでも私の幸せを一番に考えていてくれたから。







昴さんは自分の幸せなんて二の次にしていた気がする。












“良い人は長生き出来ない”









…本当に………、その通りだと、私は思う。












まさか大好きな昴さんが28歳と言う若さで他界してしまうなんて…――












彼が他界したその日、桂木さんに手紙を渡された。





それには細く昴さんの綺麗な字で私の名前が…









“実佑へ”





と書かれていた。






昴さんから貰った最初で最後の手紙。





この手紙‥、




読まなくても内容は解る。









だって、私は昴さんの元気が少しずつなくなってゆくのにずっと気づいていたから。








桂木班のみんなからは、いつものようなだだの軽いケガだって、







…病気じゃないって言われていた







でも、昴さんが何も言ってくれないから…私も気づかない振りをしてた。

















それをきっと昴さんは望んでる…そう思ったから。











昴さんが今まで私の為に…私が傷付かなくてすむように考えて行動してくれてるのを知っていたから。













…だから、今回も昴さんを信じていれば私は傷付かずにすむ。










きっと昴さんも死なない。








そう思う事が出来た。









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