Short novel

□居眠り注意報
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…これは、どういう状況だ?







「……実佑…」







俺のデスクですやすやと眠る 実佑




忘れ物したと思って取りに帰ってきたらこーなってた




横のデスクに座ってじっと実佑の顔を見る




ちょっとだけ、そう思って左手を伸ばした




実佑の頬は温かくて、すべすべ




親指の腹でそっとなぞってみても実佑は目を覚まさない










なら……唇は?










『ん…』










一瞬眉を寄せたけど、また寝息をたてはじめる
実佑



知るか、何言われても起きない実佑が悪い




手を整った唇まで滑らせる




ぷにぷにと小さな唇は柔らかい感覚を親指に伝える







『……昴さん…?』







少しだけ目を開けてぼーっと俺を見つめる実佑







ちょっとだけ隙間の空いた唇に噛みついた









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