戦国男士
□かくれんぼ
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成実も政宗と仲直りをして、伊達一派全員が揃った今日この頃。
成実はいきなり言い出した言葉に三人は驚いた。
「かくれんぼしよう!!」
「はぁ?何でいきなりかくれんぼだ?」
大内が不思議そうに聞く。
「いやー。暇だなと思ってな。それに俺って山で修行してたから自身あるんだ!」
政宗と喧嘩をしていた時、成実は山で修行をしていた。
小田原攻めの際は、服部半蔵によって顕現もした。
「忍者って事で隠れるのには自信ありだ!どうだ?やろうぜ!!」
「大将、どうする?」
大将こと、伊達政宗。
「うーん。小十郎、バイトは?」
「今日は休みです。」
「そっか…。じゃあやるか!」
「よっしゃー‼」
成実が喜んでる横で、小十郎はある人物を見つけた。
「あなたもどうですか?真田さん。」
「真田?」
小十郎が喋りかけたのは木だったが、横から一人の赤い人が出てきた。
九度山高校、真田幸村。
「片倉くんにはお見通しだね。ごめんだけど、僕はかくれんぼなんてしないよ。」
幸村が資福寺を出ようとした時だ。
「やろうぜ。真田幸村。」
政宗の言葉に立ち止まる幸村。
「君達でやりなよ。僕は君達の仲間じゃないんだし。」
「仲間とか関係ねェだろ。とにかく、かくれんぼだ!」
成実に無理やり引っ張られて参加する事になった幸村。
こうして、政宗、成実、小十郎、大内、幸村とメンバーが決まった。