Mint
□Milk
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「ラクスッ〜!早くしなきゃ学校遅刻するッ!」
「待ってくださいなッ…キラッ――あと、5分で終わりますから…」
「「行ってきまぁ〜すッ」」
僕は、キラ・ヤマト。隣に居る彼女は、ラクス・クライン…――。
僕とラクスは、お隣に住む言わば、幼なじみというやつである。
小さい頃から、ずっと一緒に育って来たんだ。
「…―もぅ、ラクスの寝坊すけなんだから…はぁ…――はぁ…――っ」
「…―はぁ。ちゃんと、目覚ましはかけてるのに、鳴らないのがイケないんですわッ!」
いつも朝の会話なんて、こんな感じ…―――。
だけど、僕たちにしてみたら、コミュニケーションの一部なんだ。
「…―っはぁ……。はぁ…。遅刻しないですみましたわね――キラッ」
肩で息をしながら、呼吸を調えラクスは、キラに嬉しそうに話した。
だけど、少し意地悪をしてキラはラクスに言った。
「もう、少しラクスが早く起きれば問題ないんだよ」
ラクスは膨れっ面になり、もういいですわッ!とラクスが通うエターナル女学院に入って行った。
それを見届けた後に自分もフリーダム大学附属学院へ入っていった。
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