Straight
□ハロは役に立つ
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「やっぱりピンクちゃんは凄いですわ///」
「うん。こんなに頑丈な扉も開けちゃったしね…――」
「はいッvVピンクちゃんはとっても役に立って下さってわたくしはいつも助かりますわ」
キラとラクスはいつものように、仲睦まじく寄り添い、自慢のペットロボの話をしていた。
アプリリウスのラクスが以前住んでいた家を建て直した際、どうしても開かなかった部屋があり、困っているとピンクちゃんのどんな鍵も開けてしまう特殊機能で開けていた時の会話である。
しかし、この後に仲睦ましいこの二人は珍しく喧嘩を始めた。
事の始まりは、キラの何気ない一言だった…――。
「…――でも、ハロはそれだけだからね」
カチンッ…――
「キラ、それはどういう事ですの?」
ラクスは少し不機嫌な様子でキラの発言に突っ掛かった。
「え?どうって…――そのまんまだけど?」
キラはまるで悪気はないと、ただ思った事を口に出したと言わんばかりで、ラクスが不機嫌な理由が解らない様子で首を傾げながらラクスを見た。
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