Straight
□君に捧げる花束を…
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「ラクス、これ…」
「はい?…――どうしたんですか…?これ?」
愛しい恋人がいきなり議長室に来たと思えば、いきなり目の前に花束を渡してくる。
「うん。今日シンと視察に行ってたんだけど、シンがあの慰霊碑に献花を捧げるって言ったから花屋に行ったんだ…――」
「そういえば、今日は視察でしたわよね?
終わったんですか?」
「えっ…――あ。うん。早めに切り上げたんだ」
「…――で、これは一体どうしたのですか?今日は誕生日とかではないですわ」
ラクスがカレンダーを見ると確かに、今日は6月2日でラクスの誕生日でもなかった。
何だろうと首を傾げているとキラは何だかちょっと恥ずかしそうに俯いている。
「キラ…?」
何故照れているのか解らずキラの名前を呼ぶとさらに顔を真っ赤にしていた。
「ごめん。かなり恥ずかしくて…――///」
ラクスはますます解らず頭に?マークを咲かせた。
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