裏表アーカイブ
□#4
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『土方さーん!』
「……」
『ひーじーかーたーさーん!』
「……」
『……あれ、あそこにキューピーが』
「え、マジで?」
『私はキューピー以下かァァァァァ!!』
裏表アーカイブ#4
『ったく!本当にふざけてやがる、あの野郎……!』
暇だった為副長室に遊びに訪れたら、シカト&キューピー以下&おつかいという3弾攻撃をくらいました。
『ちっ。何だよー、指名手配犯の足取りが分かったとか言ってはりきっちゃってさー。私が暇を持て余してるっていう事実の方が深刻だっての』
しかもおつかいの内容が“マヨネーズ10本買ってくること”。
ふざけてるとしか言いようがありませんな。
『あー、イライラするー……』
こんなにイライラしたこと、銀魂の世界にトリップしてからあっただろうか。
『もう今なら攘夷活動だってできる気がするわ。土方とか余裕で敵に回せる気がするわ』
はっはっは、なんちゃって───
「オイ、銀時!こんな所に攘夷志士希望者がいるぞ!」
「ついに幻覚まで見えるようになったか、ヅラ。こんな所にそんなヤツがいるわけ───って、おまっ……!」
『……あ』
羨ましいくらいにキューティクルの光る艶々の髪をもつロン毛の男。
何か見覚えのある死んだ魚のような目と銀髪天然パーマが特徴的な男。
特に二人目の男に関しては、二度と会いたくないとまで思った程の男だったはず。
……私は今日、イライラのオンパレードで死ぬかもしれませんな。
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