エメラルド学園特進科!!
□権力
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｢おい!横澤ぁぁ!!｣
教室内に高野さんの声が響き渡る｡
｢…なんで高野さんはいつもあんなに怒鳴ってばかりなんでしょうかね…？｣
俺は木佐さんに問うた｡
｢えー？でも律っちゃんには優しいでしょ？｣
｢そっ…それは関係ありませんっ!｣
｢んー…でも高野さんはこのクラスの権力者だからねぇ｡あ､桐島さんも｣
｢へ!?け､んりょくしゃ？｣
｢そう｡このクラスを仕切るボス的存在｡｣
ちなみに……と木佐さんは詳しく説明してくれた｡優しい先輩だ｡…誰かさんと違って｡
木佐さんの説明によるとこのクラスにはボス的存在の桐島さんと高野さん｡
皆をまとめる(木佐さん曰く中ボスの)羽鳥さん､横澤さん｡
そして自称･ムードメーカーの木佐さんに､表向きは王子様｡でも裏ではスゴイ(何がかは教えて貰えなかった)雪名君｡…に､その他｡
その他と言うのは権力を持っていない人達｡吉野さんは天然ボケで年下からもナメられる､そして俺は木佐さん曰く､いじりがいのある後輩､とのこと｡
｢うっわ｡何気に木佐さん酷いです……｣
｢まぁまぁ律っちゃん｡かわいいって事だよ｣
｢あ!それと一人忘れてたっ｡美濃先生は……｣
ガラガラー
噂をすればなんとやら｡美濃先生が教室に入ってきた｡
そして､開口一番｢木佐､僕がどうかしたのかな？｣と言った｡
美濃先生は今教室に来たばかりで聞こえないはずなのに……
｢なんでもありませーん｡｣
木佐さんは口ではおどけた態度だが､顔には冷や汗がダラダラと流れていた｡
そんな木佐さんに美濃先生の事を後でこっそり聞くと､美濃サマは皆の"王様"とのこと｡
オウサマ｡
(このクラスは美濃様の独裁政治なんだよー)
(へ､へぇー……)
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こんにちは｡望月です｡
またしても…
木佐さんの方が年上なのに高野さんにさん付けしてるっ…
何故でしょうね…(オイ
そして美濃サマはやっぱり怖い!
そして私は木佐さんと律っちゃんの絡みが好きだーーー!!
誰か木佐律書いてくれないかなぁ〜
絶対ヤバいと思いますっ
想像しただけでも鼻血でそう……