エメラルド学園特進科!!
□噂の転入生
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俺の名前は小野寺律。高校一年生。
今は6月。こんな中途半端な時期にここ、エメラルド学園に転入することとなった。
(友達出来るといいなぁ…)
そんな淡い期待を胸に歩いていると、歩いているうちに場所が分からなくなってしまった。なので近くにいる人に聞くことにする。
「あの…すいません。今日、転入してきた者ですが、特進科の場所は何処でしょうか?」
俺が話し始めた途端、辺りがざわめき始めた。
「あ、あの……」
「とっ…特進科ね!あっち!!」
何故か避けられ、俺が一歩進むと周りが一歩下がるという何とも不思議な状態が出来上がってしまった。
とりあえずお礼を言い、あっち、と指をさされた方向へ向かって進む。
(はぁ…もう、やだ……)
何故、特進科というだけであんなにも避けれなくてはならないのだろうか。
スタスタと足早に歩き、ドアの前に立つ。
ガラリと開けるとそこは−−−………
「あ!噂の転入生君だ!かわいー」
「木佐さんの方が可愛いですよー」
「お前がか。…なかなかだな」
「何がなかなかなんですか。高野さん、そういう事は誰も居ない場所でやって下さいよ。」
「トリー。そういう事って何ー?」
「吉野は本当にバカだな。横澤なら分かるよな、なぁ横澤?」
「はぁ!?あんた何言ってんだっ!」
「はーい。皆静かにー。今日から皆とお友達になる小野寺君です。小野寺君、挨拶してね〜」
…変わり者イケメン集団の集う場所だった。
静まり返った教室に俺の声が響く。
「…………小野寺律です。……よろしく、お願いします……………」
あぁ…もうっ!俺、今すぐにでもこの学校辞めたいんですがっ!
非日常の始まり、始まり〜。
(律かぁ…じゃあ律っちゃんだねっ!)
(…もう帰りたい……)
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こんにちは!最後までお読み頂きありがとうございます。
なんかグダグダですね…
しかも、トリは高野さんと同い年ですが敬語を使っています。
そ・し・て!
何故学年が違うのに皆が同じ教室に居るのでしょう?
…そんなことは気にしたら負けです。
そんなこんなで新連載スタートです!(まだ吸血鬼パラレル終わってないのにっ…)
ちなみに感想を頂けると泣いて喜びます(笑)