京流…Ⅰ
□ストーカーのルキ
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
ルキが夜桜見たいとか
抜かしたから公園をぶらりと
しとるんやけど…
「勝手に撮るな言うとる」
「なんでも京さんなら
撮りたいんです！」
「きっしょ、ストーカーやん」
「まぁ、そうですね！」
認めるんやな
アホやわ
せやけど
ルキのワガママに
付きおうてる僕も
かなり頭沸いとる思うた
ルキの行動は癒やしになる
時もあるけど
ならんときもある
異常に拗ねたときとか
そんなん放置やけど
僕、コイツの何が良くて
暮らしたんやろ
ルキのはしゃぐ後ろ姿を
ぼんやり眺めながら
考えて、出た答えは
「嫌なとこも許せるぐらい
ええとこがあって
信じられるとこがあんねんな」
ルキを見ながら
家路に急いだ
ＥＮＤ
好きやって
何しても追っかけてきた
ルキだから信じられるん
忘れんでや？
僕はルキだけやから
言わへんけど。