京流…U

□愛して止まない人
1ページ/1ページ



珍しく、京さんからの連絡があった。
行って、また殴られるのか
でも俺が決めたことだし
京さんを愛してるから

部屋に通されて
ソファに座ると京さんが
話始めた。

「なん、言いたいことあるんなら
言うたらええやん」

「…いえ…大丈夫です…」

今日は暴力振るわないんだ…
少しだけ安心して。
ただ黙り込む時間が過ぎた。

「なぁ、お前は僕と離れたないん?」

たまに返答に困る質問をしてくる。
ありのまま俺の気持ちを
ぶつけてみる。

「それは絶対にないです」
「なんで?」
「愛してるからです
どのファンよりも
京さんを愛してるから…」

この気持ちに嘘はないし
嘘つくこともない。
…なんか気まずいな…

「…すみません…生意気ですよね」
「別にええし、聞いたん僕やから」

ソファに座る俺の横に
京さんが座ると
肩に頭が乗っかってきた。
眠れてないのかな
貢ぎ始めたころより
傷が減って、大量に薬を
飲まなくなったような気がする
そんな気がするだけだよな

「…京さん…?」
「…」

京さん、俺
京さんの近くに行きたい
京さんが落ち着いて居られる場所に
なりたい。

そう思うと
涙が止まらなくて
やっぱり
京さんが大好きだと確信する

………………

「起きや」
「…京さん…」

抱きつく、京さんの身体は
温かい…。

「携帯、うるさい」
「え、あ!雑誌の取材がっ」

あ!マネから電話だ
ダルいな…
でも行かなきゃな
メンバーに迷惑かけれないから

「京さんすみません!
次はちゃんとお金持ってきます!」

カバンを持って
出て行く時に
手首を掴む京さんの手で
ビックリして振り返る

「お前、なんで泣いたん?」

バレてた…。

「…京さんのこと想い過ぎたんです」
「アホ」

そのまま引っ張り込まれる

「うわっ」

ありえないぐらいの優しい
キスをしてきた京さんに
自然と言葉が出てきたけど

「…今日も1日頑張れそうです!」
「きしょい」

と、否定された。
それでも京さんが好きで
好きで仕方ない。

「行ってきます!」

1日幸せです!

END

「ルキ、遅刻だよ?」
「ごめん、戒くん」
「機嫌いいね」
「まぁね!」
「さぁ、仕事だよ!」

異常に怖い
戒くんは…

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ