□神速の半蔵
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前回、半蔵に潰され、解放されたと思ったら今度は才蔵に潰され……


…………潰されまくって私死にそう何ですけど!!


そういえば、日が出てる時、姿現していれば私の体は燃えてなくなってしまうとかなんとかとあとがきに書いてなかったっけ?


…………体から炎が出てるぞ。あちちち……


あ。そうですよ。▽by.管理人


『いやー死にたくなぁぁぁい!!』


「うるせぇ!!」


『ぶけちょ!!』


メキッ


『うわぁぁぁぁん。骨がァァァ!!』


「あ、悪りぃ……(骨のあるところ違くなかったか?)」


『どうしてくれるんだよ。この骨再生するのに時間かかるんだぞ!?』


未だに才蔵に潰されているが、素早いテクニックでその折れた骨を取りだし、才蔵に見せつける。


「………すいません。(それ、人間の骨じゃないんじゃ?)」


『うん。…………痛いな。骨突き刺さったわ。あーあー。』


「…………(突き刺さった?いったいなんの事だよ!!)」


「二人で話さないでもらえます?俺空気なんですけど。」


『「あ。すいません。」』


半蔵に怒られました。敵同士なのに怒られました。お互い30°で謝罪しました。どうでしょうこの曲げ具合は!!
え?立ってる?そうですよ。瞬時に立ちましたから。(え?)


『ねぇ素晴らしくない?この角度?』


「興味ない。」


即答!?まぁ、そうですよね。


んなことはおいといて


サッ ゴカンッ


りんは伊佐波海の近くに来ると服の端に刺さってた苦無を弾き、パッと影へと戻った。

きゃーーきゃーーっっと才蔵が来たことに喜んでいる伊佐波海をスルー。


「さがってろ伊佐波海、あとりん」


「あ……あいつ強いよ!気をつけて!」


伊佐波海は注意をするがふんと返した。


『《いたたたた。》』


ただ喋るだけのりんもいた。


「負ける気はしねえなあ」


さっと苦無を両手に一つずつ持つと瞬殺だこらと半蔵を睨んだ。


「驕れる者は久しからず……って言葉知ってる?」


「ケッ 知るかんな言葉!!」


先制で才蔵が体を回転させて苦無を腹に向けて攻撃するが
半蔵の苦無で止められる。


半蔵の回りにある苦無を才蔵の体全体に刺すが


ユラ


『《(……分身か)》』


半蔵の前にいた才蔵は消え、さっと半蔵の背後で才蔵は苦無出す。


「もらった!!」


キュイ ギンッ ゴカッ


半蔵は後ろに隠し持っていた刀を出して才蔵の苦無を受け止めた。


「くっっ!?」


半蔵がもう片方も刀を振りかざして来たので、才蔵は回転して身をかわす。


しかし


パクッ ボタッ


「……………!?(斬られた!?)」


額から横にぴっと血が出てきた。
才蔵は驚きを隠せない様子で額に手を当てる。


「平家物語とか読んだほうがいいよ。


生きていられればだけどね。」
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