壱
□光と闇
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前回蔵ちゃ「殺すぞゴラ」……と伊佐波海、そして隠れている私はうわばみ退治に来たのだが
伊佐波海が怪しい森にいったとたんうわばみに出会ってあーだこーだになって「それで読んでいる人がわかるのか?」蔵「言わせねーよ。」が蛇の体に潰されて死んでしまったとこから今回は始まり始まりー。
『あー。どうしよー。フェ〇ックスの尾かな?ザオ〇ク使えばいいのか?けどんなものないし、使えないし、どうしたらいいのかな? 』
「ふざけるな!!まだ俺は死んでねぇ!!」
あー。顔出してきましたか。
ちっ……。まぁ良かったか。
「おい!舌打ちしただろ!!」
『ナンノカトカナー?』
話それた。んじゃ戻そうね。
「ーーーーっ 逃げろ伊佐波海!」
「今助けるから!!」
伊佐波海は才蔵を助けるために才蔵の手をつかみ引っ張りあげようとする。
私は影でどうしたものかとキョロキョロと辺りを見渡しています。
「バカか!!佐助か誰か呼んでこい!!」
「バカじゃないもん!!」『バカ呼ばわりすな!!』
あ。被った。
「そこに反応するな!!つか、なんでりんも反応してくるんだ!!」
『だって』
バカじゃないもん。
「(二度いった!!)このありさまじゃお前らをかばえねーんだよ。
行け」
『ざけんなよ。私を何だと思ってるこれでもくのいちだそ!?』
才蔵が言ったことにイライラするりん。
一方伊佐波海はというと
「大丈夫。才蔵強いもん。大丈夫だよ。一緒にいる」
にこりと笑顔をとるが目から涙。
泣かせたな才蔵。
キシャアアアアアア
『うわばみ………か。』
ギロリとうわばみの目を見て睨むと縛られたように動かなくなった。けど、これは一定時間だから長くは持たないんだよねー。
『才蔵。早くそこから逃げる方法考えてよね。』
「わかってる!!」
手に持ってる苦無の取っ手を地面で勢い良く擦りそのまんま火薬がある所へ……
バン
火薬を爆破させ脱出した。
蛇はというと体の一部が無くなっていた。凄いどんだけ火薬使ったんだよ。
「才蔵!!」
「……ってえ!火薬全部使っちまった……勿体ねえっっ」
『《火薬より自分の心配をしろよ。怪我してるじゃないか。》』
「んなの大丈夫だ。」
『なあ。あれ。』
ビキビキと蛇が再生している所を見つけたりんは隠れいるから影から手を出し、そこそこと指を指す。才蔵はその場所を見て驚く。
「蟲傀儡の術!操られてやがる……!!」
『《目だ。目を狙え。媒体がそこにある。》』
「わかった。
そこから動くなよ伊佐波海!りん!」
「さっ……才蔵血……」
さっきから才蔵の右腕からダラダラと血が流れているのを伊佐波海は見て言う。かなりの火薬を使ったせいなんだろうな。
「すぐ終わる大丈夫だ。」
『《気ぃつけてよな。》』
何にも出来ないりんは手をブンブンと振り応援した。
才蔵はおうと一声言うと、さっと飛び、蛇の目に摩利包丁を勢い良く刺した。
「やった!!」
『《……………》』
伊佐波海は一声。
けれども、何かおかしいと思ったりんはなにも言わずに見ていた。
「!!」
途端、パッと蛇の全体が光りだす。
ヤバイなと思ったりんは影が光で大きくなるのでそれを駆使して伊佐波海を守る。
ま………眩しい!!
ドンッ
辺り一帯が爆発した。
才蔵が落ちていくので伊佐波海は走る。
ズボッ
『《へ?》』
上から土が落ちてくる。
あれ?伊佐波海ちゃん?どこ行くの?生き埋めにされるの?
「お願い。」
才蔵を。と言うのと同時にドドドドドと土が落ちて辺り真っ暗になってきたので、はいはいと適当に返すと、才蔵の匂いを便りに、伊佐波海の影から勢い良く飛び出した。そして才蔵を見つけるとさっと掴み上げゆっくりと着地する。
『あー。完了。伊佐波海はどこいったかな?』
立ちすくむりんの右目が赤くきらきらと回りをほんの少し照らしていた。