壱
□プロローグ
2ページ/2ページ
『………………はぁ。』
狩り終えた少女は木の枝に立ってなんとなーく焦っていた
血だらけ(返り血)で日がまもなく昇るのに何処に姿を隠せば良いのかと
『いや、別に日は駄目だけどさ、洞窟とか暗闇ある場所なんて沢山あるからね。別に人の影になんて隠れなくても平気だからね。』
いじはっているが実際は怖がってる。
そして、ここは森のなか。
そして夜。
人なんているはずなんてない。
さっきいた場所は屋敷はほぼ炎に飲まれ跡形もなく消えた。
もう、人もなにも無いだろう。
一本の木に腰をおろし座ってふぅと一呼吸。
洞窟なんて一体何処にあるんだか。
『………今回は____の者を殺害。ならびに火を放つこと。成功したぞ?けどこれ誰から言われたんだっけ?てか、あんまりやってなかったよね?一部の人しかやってないよ。誰だったんだよアイツは』
とある日の事何処かで私と良く似たカッコした男が現れ命令してきた。依頼所ではない鈍器をギリギリ首に向けて実行しないと殺すというような感じて脅してきた。
生憎命がおしい私は渋々言うことを聞き、今回その通り実行したわけだが
そのほとんどは脅してきた奴がほとんどというかほぼ全部殺害した。私がやったのは一部(通りかかった人)だけ殺害そして火を放ったこと。だけ。
一応成功したわけだからアイツに会いたくない、脅されるなんてくそ食らえなんて思った私は
当然即効逃げ出して現在ここにいるわけだ。
『………………なんで火を放たなきゃいけなかったんだろう。土地が欲しかったんなら殺害だけでよかっただろうに』
むむむむと考えてもなにも起こらない。諦めた私は目を閉じ、耳を澄ませ物音がしないかなーと探る。
今回の寝床探しだ。物音しなかったら私は終わる。
ガサガサガサ
結構ここから離れた場所に動く音が聞こえる。
音が響くのが早いから走っているのか。
『………………フッ 』
ニヤリと笑った瞬間木に腰掛け座っていた少女の姿が一瞬にして
消えた。
その後少女の姿を見たものはまだいない。
☆★☆★☆★☆★☆★
あとがき
どーもです。なんとなく書いてみたかったBRAVE10の原作沿い
けど結局は沿わずにオリジナル方向にいきそうだな……なんて(笑)
つか、
やばこのヒロインさん最初から重大なこと仕出かしてしまった。
こりゃあ、殺されちゃうよ。いつの間にか。
とりま、少しずつ書いていきまっしょ。