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□裏の裏の裏
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「はあっ!」

「おらぁ!」

「イィーッ!」

NEW電王とモモタロスは、次々と戦闘員達を倒していく。

「ショーッカー!」

「ん?うわっ!」

「幸太郎―――ぐぁっ!」

すると2人に向かってショッカーグリードが飛行しながら突っ込んでいく。

「ショーッカー!」

地上に降りたショッカーグリードは、翼を羽ばたかせ、羽を散弾のようにして2人へ飛ばす。

「ぐっ、くそっ!」

『attack ride blast』

しかし、羽はモモタロス達に当たる前にディケイドによって撃ち落とされた。

「お前……」

「しっかりしろ!」

『attack ride illusion』

ディケイドは3人に増え、それぞれ拳、剣、銃を構えてショッカーグリードへ向かっていった。





「はっ!」

「ゲソーッ!」

「でりゃっ!」

「ガラァーッ!」

1号と2号は次々と怪人を倒していく。1度倒した相手に2度負けるほど、仮面ライダーは甘くないようだ。
周りにいた全ての怪人を倒すと、2人は首領と相対する。

「正体を見てやる!」

『させん!』

首領はマントの中から火の玉を飛ばす。それを2人は転がりながらかわし、2号はジャンプして首領のマスクを剥ぎ取る。

『ちっ、ふんっ!』

「ぐぁっ!」

着地した2号は首領に蹴られ、1号の下へ飛ばされるが直ぐに立ち上がる。

『仮面ライダー……とうとう私の正体を見たな』

その顔には無数の蛇が巻き付き、中心に大きな赤い目玉がひとつ付いていた。

『だが、私の正体を見た者は死ぬのだ!』

そして首領は先程よりも多くの火の玉を1号、2号に向けて飛ばす。

「ぬぅっ!」

「ぐはっ!」

その圧倒的的な火力に、1号、2号はなす術もなく倒れる。





「ショーッカー!」

「ぐぁっ!」

ショッカーグリードの攻撃により、ディケイドの分身は消えてしまった。

「くっ、なんてパワーだ!」

「これが、ショッカーグリードの力ってやつか……」

その力の前に手が出せないディケイド達。

「へっ、グリードがなんだ。俺は最初から最後までグレートだぜ?行くぜ!おらぁっ!」

モモタロスが切りかかるが、かわされ、そのまま首もとを掴まれる。

「モモタロス!はあっ!」

NEW電王が助けに入るが、剣を受け止められ、同じように首もとを掴まれる。

「ショーッカー!」

そして、ショッカーグリードは2人を掴んだまま洞窟の外に向かって飛んでいった。

「あっ、待て!」

ディケイドは慌ててその後を追う。






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